9月になった。 もう蝉の声がない。 真夜中の庭では鈴虫が鳴き、東南の夜空にはオリオンが出てる。 9月1日はいつもきまって、もの寂しい感と区切りめいた悦ばしいような感とが巧妙に重なって、上昇と下降を同時に味わうような気がしていけない。 「ひと夏…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。