Book

闇の奥

30年ぶりくらいに読み返す。むろん寝転んで。 以前もそうだったけど、1行1行に突起があって、ツルツル〜っとお蕎麦みたいに啜れない。持ってるのが、旧漢字が多い中野好夫訳の岩波バージョンなので、余計に。 けどま〜、結果として、そこがヨロシイのかと…

時の声

陽気の到来が…、あくまで感じとしてのコトだけど、2週間ほど早っぽい気がする。 室内で越冬中の2本のパッションフルーツも早や数週前にツルを延ばし、若い葉を作りだし、どっか巻きついて落ち着きたいよ〜、と訴えている。 ま〜、これは四六時中エアコンを…

幸せ在庫

某日。奉還町某所。 某教育関連プロジェクト・チームの年度末会合と打ち上げ。 会議後、馴染んだ顔ぶれでの乾杯。 「最近セイジ乱れちょるね〜」 笑みつつ苦々しいのをガジガジ噛む。 ※ 乾杯前にもう干しちゃってる方もありますが。 その会合前に駅前ビッグカ…

読む時間 ~イコライザー~

ひさびさ、国体町のカルチャーホテル。 瀟洒な庭というかグリーンがおごった塀を眺められる喫茶室の窓際で、午後の陽射しを外に感じつつ、 「おやま〜、もうそんなになりますかァ」 2年ぶりな方と打ち合わせ。 とある新規施設の企画サンプルとしての模型依…

話言葉と書き言葉

チョイと前の夕刻、宇野バスに揺られてたら中区役所前で2人組が乗ってきて前席に坐ったのだけど、聞き慣れない方言だった。 むろん盗聴という次第ではないけども、その会話の大半が意味不明だったから余計に気になった。 たぶん、どこかから出張されてきた…

グリム童話の誕生

今季は何だか寒さ到来が早い。 怪我でグズグズし、手入れ出来なかった庭のパッション・フルーツ。 南洋の植物ゆえ冬のアウトドアでは、この寒さをこえられない。 見れば、急激に色褪せし出している。 講演の後にしようとも思ったけど、もはや限界だろう。 本…

ゆく日くる日 ~森の生活~

新関君の葬儀があった水曜の夕刻、朝日新聞社から世論調査の電話。 むろん衆院選のこと。全国8万8千世帯を無作為対象に選んでるそうな。 腹立たしいセールス電話(電話回線を変えるとメチャにお得になるとか)ではないんで、忌憚ない気分を伝えた。 その結…

少年ロケット部隊

某放送局宛にと乞われ…、ほんの数日で提出出来ると思ってた書類作りに手間取ってしまった。 近頃は、1日で出来るコトは数日かけてヤレばよい、というスタンスでいるもんだから、そのクセがここでも出たかとも思ったけど、チョット違う。 アレも含め、コレも…

パッションフルーツ移動 ~伊曽保物語~

毎年の冬から春に至るおよそ半年、室内で越冬させていた2本のパッションフルーツ。 内1本がダメになった。 薔薇農家みたいに夜間も暖房を入れ、けっこう気を使っていたものの、徐々にグリーンが色褪せ、全体が茶色になってしまった。 同じ条件下に置いた2…

びっくりメガマウス ~オウムガイの謎~

目撃例とごく少数の標本ありで存在は知られていたものの、動いてる写真がなかったメガマウス。 こたびやっと、定置網にかかって撮影が出来たという次第だったけど、デッカかったね〜。 このような巨体生物の動画が今の今まで撮れなかったというのが、ま〜、…

花鳥風月 ~御伽草子~

毎度のことながら、春のスピードは速い。 ユスラウメの花がほぼ一気に咲き、アレヨアレヨの内、もう緑に変わる。 かの花咲爺は開花速度をいっそう高めたがる人だけど、せっかちだなぁ…、の感想も浮く。 ま〜、高速老春はさておき、いつ聞いても、いつ口にし…

茶の本

いつものことながら、イベントが終わると軽度なエアポケットを味わう。 さらなる模型というか、製作途上で中断しているのも有るんで、気にはなるんだけど、ま〜、あと少し、ここ2〜3日はボンヤリしちゃえ… と甘誘に浸透されるまま、何本か連続でDVDで映画…

一期一会集

昨年の手術いらい初めての、強い眼精疲労。眼の周辺に発熱をおぼえ、ボワワ〜ンと視界が澱む。翌朝、眼科に出向いて診てもらうに、 「年齢の許容を越える酷使…」と、ま〜、予想通りな回答。模型の細かいパーツ組みが、このボワワ〜ンをもたらしてる。けども…

笛吹童子

上写真は7日土曜のライブ前のリハーサルの様子。 音が編まれゆく現場にいるのは幸いだ。な〜かなかの緊張感が味わえた。 さてと。 『笛吹童子』を読む。 橋本治の脚色バージョン。 「ヒャラ〜リヒャラリ〜コ♪」 の、あれ。 「鉄仮面」や「義経伝説」や「里…

利休 -2

過日、ルネスホールでのライブ。 ゆるやかで穏やかな学習発表会みたいな感もあったけど、悪くなかった。 出演者の1人とは10数年ぶり。おひさしぶりな再会。 彼女の中の10数年とボクの中の10数年を思わずにいられない。 一期一会が明滅。 水曜の夜。 岡山市…

利休 -1

今は、野上弥生子と書くけど、彼女が活きてらっしゃった頃は、彌生子と書いた。 ノガミ・ヤエコ。 『秀吉と利休』が出版されたのが1964年。彼女79歳の時。 それから25年経った1989年に『利休』という映画が撮られる。 監督は勅使河原浩。その原作が野上の『…

THE THING

『遊星よりの物体X』に『遊星からの物体X』…。 久々、3作品4本をジ〜〜ッと観賞しての感想。まずは1951年のハワード・ホークス監督の『遊星よりの物体X』。 現状では2種類のDVDが売られてる。 このIVCという会社から出てるのは、買ってはいけない。 ね…

金木犀に鳩 ~イソップ寓話集~

明日の土曜は下石井公園での「JAZZ UNDER THE SKY」。 かなりまた、雨の確率が高い。 小雨決行という次第で準備中ながら、早朝から夜遅くまでの裏方としては、小雨の中にズ〜ッといるとなると、 「どこがコサメじゃい?」 という事になろうな。 ま〜、シャ〜…

ロビンソン・クルーソー その2

ダニエル・デフォーは奇っ怪だ。 60歳チョイ手前で、『ロビンソン・クルーソー』を出版。 まだ小説という形が完全に定着していない時代だったとはいえ、本の表紙にもどこにもデフォーの名はなく、"ロビンソン・クルーソーの記述"となってるだけだから、ながい間…

ロビンソン・クルーソー その1

不安定な天候続きの今日この頃。この前の日曜は束の間の晴天。 午前中に毛布やシーツをベランダに出して陽を浴びせ、昼時に近場の王将でチャーハンにミニ・ラーメンに餃子を頂戴し、午後、ヌクヌクとなったシーツを元に戻してゴロリンと横になると、当然に、…

御伽草子 ~浦島太郎~

室町時代の極めて初期に書かれたらしき「浦島太郎」は、『御伽草子』の一篇として、誰もが知る物語。 太郎が玉手箱を開けて爺さんになっちまうタイムスリップ悲劇というコトで括られるけれど、ホントは違う。 なるほどジジイに瞬時になるけれど、オリジナル…

勝手にシンドバッド part-2

前回についでシンドバッド。 今度は本の話。 『千夜一夜物語』。 復讐心と猜疑心とが体内に充満しきった王が、一夜の話(お伽)が終われば首をはねてやろうと思いつつも、その対象たるシャーラザット姫の話が面白く、ついつい聞き入って一夜が二夜に三夜に… …

世界衣装盛衰史

のど飴を買いに近所のスーパーに出向いたはずなのに、帰ってきたら、6Pチーズと"えび黒こしょう"だけ持ち帰ってる。 なるほど最近、その"えび黒こしょう"の味にはまって頻繁に買っちゃいるけど、店のフロアを歩む内、目的を忘れてる。 心ここにあらず…。 「…

いまさらながら一寸法師

風が吹くと桶屋が儲かる、の古事じゃ〜ないけれど、雨が降ると本が寄ってくる。 外へ出るのが億劫なのと、植草甚一の名言"雨降りだからミステリーでも読もうか"が、DNAの螺旋構造みたいに舞々と絡んで、気分が本とリンクするのだった。 二夜連続の雨。 この…

紀田順一郎と吉備高原都市

いささかコッソリに敬愛している紀田順一郎氏が、およそこの20年近くに渡って個人運営されてらっしゃったホームページ(ブログ的な構成だった)を休止する… とのことで、少なからず、残念に思う。 80歳を越え、体力的にも精神的にもきついのであろう。そのホ…

宇治拾遺物語

パリでの殺戮ニュースに、『薔薇の名前』を思いかえした。 といって、ウンベルト・エーコの本はいまだ読了せずだから、ボクが知る『薔薇の名前』はショーン・コネリーの映画なのだけど、ま〜、それでもこの映画で… 1神教ゆえの窮屈と偏屈、また併せての、良性…

アッシャー家の崩壊

数日前、来る12月のための小さな打ち合わせをやって、新たな知見を得てなんだか育まれるような思いと、逆に自分の限界を知らされる感もあって、妙に面白く、妙に頼りないといった2層の色違いの、でも向かう方向は一緒という優々もおぼえつつ、日付けが変わ…