移動発射台-04


ブリスターパックに入った完成品としての模型も良いけれど、コツコツタンタンと作り上げていく模型がやはり好きですね。
工作の過程がなによりも楽しいワケで、タンタンは淡々でもあり眈々でもあるといった感触が好き。
ダンダンと形をなしていくのがいい。工作の結果としての形が日ごとに輪郭がしっかりしてくるのがいい。
うまくいくコトもあれば、逆に貼り付けに失敗とか塗装に失敗とか… うまくいかないコトもありますけど、総じて云えば、成功・失敗を含めての工作の過程が楽しいわけです。
完成品としての模型を買えば、それはそれで満足もあるけれど、自分で作ったものではないから、どこか… 距離をおぼえます。飽きも早い。
時には、ブリスターから出すのを惜しんだりして、買ったものの、そのまま封は切らず、パックのままで保存を兼ねて飾ったりと‥ あるでしょ? あなたにも。(o^_^o)
ボクも‥ 幾つかある。
もう何年もそこにあるのに、透明なパックの中身に触れたコトがね〜〜の。
その点、自分で作った模型というのは、あちゃこちゃを手で触るから、愛おしさの度合いが厚いです。濃い愛着があります。満足の深度が深いのですな。
ペーパーモデルの場合は、その素材ゆえに、脆弱で保存性が悪いからダメだ〜、なんてコトを云う方もいるけれど、そんなコトを申してしまえば、世界の数多に見られる水彩画なんぞも同様な理由でダメだ〜になっちまいます。ピカソが紙に描いたデッサンもセザンヌのそれもがダメになっちまう。
だからボクはプラスチックもペーパーも同じ位置にあるモノと思ってます。
太陽の直射光を浴びせれば、劣化や退色するのはどちらも同じ。
強度という点では、逆に、ペーパーの方が強かったりもするんですね。
たとえばテーブルから床に落としたとしても、プラスチックで構築された模型はバラバラになるけども、ペーパーは軽いから壊れないといったコトが生じます。
いや、ホントにね、壊れませんよ。壊れる度合いは圧倒的に少ないですね。
どう大事に扱うか、だけですね。
ともあれ、上記のように、作ることの過程を愉しめるということでは組み立て模型は面白いです。
面倒だ‥ と思うとダメですね。面倒を愉しみに昇華させましょうよ。種や苗を買ってきて毎日お水をやって‥ 葉が茂って花が咲くのを待つみたいにです。
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今回の写真は製作中の移動発射台とクローラートランスポーター。サターンロケットがない状態での発射台です。発射台にはまだアームもベース上の小パーツも付いてません。この状態での写真をもっと撮っておけばよかったなとチョット反省中です。