犬島のシロガネヨシ


ジャズフェスを終えて、また犬島へ。
また芝居。
犬島は小さな島だから、島内を1周するのに1時間とかからない。
その島の中央辺りの空き地に、シロガネヨシがおごってる。
海外ではパンパスグラスというらしい。
本来これはブラジルやらチリの南米のものらしく、なので誰かが持ち込んで植えたかどうかしたんだろうが… それが今は自生して、島の中央付近の空き地だかで背を伸ばしてる。
かるく3mくらいな高さ。
だから見上げる。
見上げる先っちょに大きな穂がついている。
とても柔らかな感触で風に揺られているから眼を愉しませてくれる。
でっかいカレススキといった風情もあるが、穂と書いたけど、花穂というのだそうな。
穂はあくまでも花なのだそうな。活花に使われたりする。
その花に触れたいけれど、何しろ背が高いので手が届かない。
なので写真に撮る。
公園の、管理された栽培というワケではなく、あくまでも勝手に自生しているというトコロが好まれる。土と日差しと雨水のみでここまで大きくなっているのだから立派。
当然に周辺も雑草に覆われている。
いずれもよくおごっていて、人を寄せつけない緑のバリアーになっているのもイイ。
「土地の有効活用」
だの、
「アート」
だのとは無縁な風情がイイ。
9月、10月と何度か犬島に出向いた。
次は目的をもたず、お弁当持参でもってくつろぎたい。