さようなら2014年

もう10日と経たない内に2014年が終了。
流れがやたらに早い1年だったと顧みる。
いや、早いのは去年もそうだったし、その前もそうだったよう思う。
ありすぎるくらい色々なコトがあって、笑ったり怒ったりボ〜ッとなったり、つい先日も… ドタンバで出張ワークがあって、自転車仲間がらみのパーティに参加出来なかったり… してる内に、早や今年が終わろうとする。
例によって積み残し多々ありの1年。
年齢が増すと1年のサイクルも早くなる… のかな、時間は一定していないのじゃないかと、この頃コッソリ、怨みったらしい思いに浸ったりもする。


むろん愉しい時間もある。
今年もまた何度かお世話になった馴染みの、隠れ家的な店で、ミュージアムでの講演をサポートしてくれた仲間と忘年会。

この"煮売り酒屋"という実に控えめな看板を、ボクは好き。
小さな店なので、ホントはパーティには向かないんだけども、何ぁ〜に、そのサイズがチームの距離も縮めてくれる。
当然に"煮売り"も最高のフレーズ。
すなわち、『おでん』だ。


集い、乾杯し、食べて呑んで、むろん、この場合は燗酒で…、酔いにまかせ、今年を語って、来年を語って、次いでに明治の時代を語る。
Mは速効で厚揚げをとり、妃殿下ことK夫人はすばやく厚めのコンニャクをはさむ。
むろん我が輩はタマゴを最初に口にする。黄身の奥のマグマのような熱さを大いに愉しむ。
良い仲間と過ごせる至福。
牛すじに大根。ク〜〜、うまい。
ちなみにダイコンは"ダイコ"と云うのをボクは好むが、これはきっと津山方面の方言なんだろう。
日本酒がすすむ。
辛いのが好き。
押井守の『ビューティフル・ドリーマー』では、永遠に繰り返される学園祭前の昂揚が大きなモチーフになっていたけれど、何かそれに似た…、
「この酒席が永遠に続いたらな〜」
と、甘い昂揚がからんだ持続を密かに思わないこともなかった。

で。
まだ10日ほどあるから、いささか早いけど、今年の我が収穫は何だったろうと思ったりもし始める。
その逆もまた然り。
大滝詠一の突然の死去は痛切で… 平静を装うエネルギーが膨大だった。
それを克服して、今、バックでかかってるのは"ナイアガラ音頭"。
「なんだ〜かんだ〜言〜わず〜に・踊りゃんせ〜♪」
最近、4日に1度は聴いてる。
たぶん、クリスマスの夜もiTunesから流れるだろうと思う。

そのクリスマス前後までには、なんとか部屋を片付けたいというのが、今の願望。
床の上にまで本やDVDが浸透してきて、ついにその山をまたいで歩行しなきゃいけない惨状…。
通行のたび足がひっかかる。山の上部分が崩れる。
そのたびごと適当に並べ換え… だんだん、何がどこにあるか判らなくなってくる。
この悪循環。

よって明日より、来年を迎える前に部屋の一部分、改装工事。
電気工事してもらい、かろうじて空いてるっぽい壁をば工作。
それでアト数年分の収納を確保出来たらとの希望…。
ま〜、これもまたいずれ許容範疇を超えたらニッチモサッチもなんだろけど。
まずは1つ句読点としてマルをうって、行替えの準備。