講演のお知らせ part2



親戚がくれた柿。
店頭に並ぶような綺麗なもんじゃない。
もんじゃないけど、この方がよほど"柿"らしい。
かつて昔、「柿食えば 鐘がなるなり…」と詠んだ人の眼に映えてた柿も、きっとこんなもんだったろう。
中の1つに、眼が向かう。
表皮のシミが、人の顔のようで、何やら可笑しい。
こういう相似は、あるようでアンガイと遭遇しないから余計、可笑しい。



トム・ハンクスがただ一人無人島で孤軍奮闘した映画『キャスト・アウェイ』では、孤独をまぎらわす唯一の"友達"として、顔を描いたサッカーボールだかラグビーボールだかが出て、それが彼の心の安定に大きく貢献してるという構図が描かれて、妙に印象に残るボールだった。
顔があると、ボールでも柿でも、なんだか個性あるものとして眼に映えるのは、おもしろい。



などと悠長なことを書いてる場合ではホントは、ない。
「ま〜だ先じゃな」
と思ってる内に、朝と昼が幾つも過ぎて、早や、明後日にはミュージアムで講演しなきゃ〜いけない。
今回はやたらに情報量が多いのだ。
すなわち、言わなきゃいけないコトがいっぱいあるのだ。
その整理整頓がまだ出来てない。
「ワオッ!」
だいたいボクはいざ喋りだすと、ダラダラ余計ゴトを言ってしまって、肝心な所がおざなりになったりする… タチだ。
そこで相棒と相談し、こたびは、
「原稿を読み上げるというスタイルにしないか」
それが後退なのか前進なのかはいざ知らず、制限時間内でキチリと喋るコトを最優先と思えば、
「ま〜、それっきゃ〜ないか」
なのだったけど、さて… その原稿がまだ出来てない。
ないワケではないけど、刈り込み作業、カットすべきが多すぎて、どこを削ろうか… 惜しむ気ばかりが先に立って、一向に進まない。
それどころか、気づくと文字数が増えてやんの。
ドッポ〜〜ン。


でもって、明日土曜の夜はOH君のライブのヘルプもあって…。
いや〜、こういう状況こそ、大いに楽しまなきゃいけない。
自棄で言うのでなく、生命エネルギーの燃焼を感じちゃえるチャンスなのニャ。
そこがホント、おもしろい。


というワケで、6日の日曜。午後2時より、岡山シティミュージアム4Fにて。
ま〜、原稿読み上げするにしろ… 出来るだけ"顔"のある講演にしたいと願うんだけど。
お越しくださる方には、どうぞよろしく♡