としあけて


今年のお正月は去年がユッタリだったから随分にショートな感があって、損したような気がしないでもない。
余韻は皆無、三箇日済んだら即に仕事だ〜、みたいで嬉しくない。せめて、7日間くらいは… ボクは正月な気分でいたい方なのだ。


お正月を海外で過ごした方々の帰国ラッシュをテレビで眺めると、ほぼ必ずや、
「リフレッシュしました。明日から仕事にはげみます」
そうコメントされ、とっても切り替えが素早い方々ばかりのようで、これにも違和をおぼえた。


ともあれ、あぁぁ〜っ、という間に正月は過ぎた。
たまさか、昨日(6日)の山陽新聞がボクをとりあげてくれている。
亜公園と甚九郎稲荷に関しての、昨年末の講演がらみ。
ボクを知って欲しいワケでなく、明治の半ばに岡山にあった娯楽施設「亜公園」と、その後のアレコレな顛末の末に現在の甚九郎稲荷(天神町)がどのような経緯で出来上がっていったかを、ちょっとでも多くの方に知ってもらいたいと切望し、当時を再現する模型を基点にして、ここ数年、邁進しちゃってるワケで…。
なので、こういった記事は有り難い。記事にしてくれたのはまだ若い記者嬢だけど、よく喰いつき根掘り葉掘りと取材してくれ、ボクの小さな呟きをキチンと咀嚼してくれた。
それは例えば、同記事内の、
スターウォーズのようなファンタジック・アドベンチャー…」
といった文節に反映してキラキラしちゃってる。
これは、中村兵衛という明治の作家の作品に関して、講演時にボクの口からこぼれた一言だったのだけど、記者嬢はそれをうまく踏まえ、我が気分を踏襲してくれた。



さてと…。
お正月界隈で観た映画。印象が濃かったものから順番に。


第1位
『妖怪百物語』 1968年・大映 DVD
第2位
大江山酒呑童子』 1960年・大映 DVD
第3位
『007:スペクター』 メルパ岡山にて
第4位
アストロノーツ・ファーマー』 2007年・ワーナー DVD
第5位
『釈迦』 1960年・大映 
amazon prime movieにて
第6位
『地獄門』 1954年・大映 DVD
第7位
ミッション:インポッシブル』1996年・パラマウント 
amazon prime movieにて
番外
ガメラ対宇宙怪獣バイラス』 1968年・大映
amazon prime movieにて


アマゾンのプライム・ビデオ(ムーヴィー)を、ボクはまだ評価できない。
はたしてこの方式は吉か凶か?
馴染めるのか、そうでないのか?



映画を観るというのは、ちょっと身構えるというか、気合いが入るというか、いささか特別な時間であったハズなんだけど、配信は… 水道の蛇口みたいに、ドバドバと映画がこぼれ出るような感がある。注視しなくても流れでる。
便利になればなるだけ、映画が逃げていくような、哀しみのような感情がわかないこともない。
ま〜、最終的には、ネット配信というカタチに自分がどう付き合うか… あくまでコチラの問題なのだ。