5月講演のためのシノプシス。その半分をやっと書く。
新規購入した数多の本を中心に資料は順次集まっていたものの、まとめるには時間が要る。
というか、まとめが面倒なので… ついつい手つかずのままに、資料の断片の面白みに炯々とする内、時間が経っているというアンバイ。
だって、断片がホント、オモシロイのだ。
気づくと、つい横道にそれて、横道の景観に、アッカンなりと、みとれてしまうというシダイ。
前回記した『世界衣装盛衰史』もその1冊… だった。
明治の昔をまさぐっていると、今によく似た構図がチラチラみえる。
たとえば今、TPPという輸出入の量的緩和政策を、多くの反対にも関わらず我が国は推進させようとしてるけれど、対象国のさいたる米国じゃ意趣がコロリと変わり、次の大統領となるかもの、クリントン女史であれ共和党の誰かであれ、共々ほぼ完全に否定の方向で動きつつある。
けれどコチラは、まだそれが提携されるを前提に動いていて… 遅れているという以前の、停滞の上の停滞を繰り返しているよう見受けられて、とてものこと、先進7カ国の1国でございますな… 先取がない。
またも海の向こうに振り回されるが… 眼にみえる。
この辺り… むしろ、まだ明治の方が、対処すべくで必死にもがいた感があって、結果はどうあれ、少なくとも諸々、鍋はよく煮えたと思える。
ま〜、ここでは詳細は省く。
ともあれ、基本となるシノプシスを書きはじめて… それでいささか、またぞろ、情報量が過多となったなと… 苦笑してる。
2時間では語れず、またもや、多数を切って捨てなきゃいけない。
この作業が… イヤなのだけど仕方ない。
次の講演ではゲストを迎えない。
なので時間はたっぷり… と思いきや、一向にそうでない。
サイボーグ009のような加速器でもって通常の2倍速か3倍速でしゃべれたら嬉しいが、聞いてる方はそりゃタマランだろう。
毎度のことながら、ぁあ…、切って捨てるが悩ましい。
けども、樹木は枝葉をカットすることで結果として、より大きく茂るという… 図式も知っては… いる。
実家の庭中央のユスラウメが花をつけてる。
この5〜6年、ランドマークとして、季節の変わりをこの花が示し見せてくれる。
冬から春へ。
開花に伴って、ボクは嬉しい感じと寂しい感じを同時に味わう。
夜明け時間が早くなりつつあるのが、実はとても嬉しくない。
夜がながく、グズグズしてくれている方をボクは好む。
けども一方では、寒さからの緩和を有り難く思う。
この別方向の感覚に引き裂かれる不安定っぽいのが… 好ましくない。
春先に鬱病患者がドッと増えるというのも、何とはなく判らないでもない。
衣装が今とはひどく異なっていた明治の時代の方々は、この冬から春のうつろいをどのように感じていたろう?
化学的ヒートテック素材なんかない時代。天然素材で寒暖をしのいでいた時代…。
次講演の、これはキーワードかも知れない。
と、ここでは書きつつ、1週先にはそれを忘れるかもの不安もチラリ。
健忘症というか… 流されやすいというか。
あるいは逆に、余計なコトをさらにしゃべりたくなるかもと…。
あたふた、ドジョッコだのフナッコだのとご同様、は〜るがき〜た〜と、心騒ぎな今日この頃。
あわせていささか不安なのは… 今年はやたらに鳥がやってくる。
なんと、ユスラウメの花を食べるんだ。花そのものを喰ってるワケじゃないけど蜜を吸い取って花びらを散らしてくれる。
いささか、やばい。