マンボなサンデー


T.Rex
もはや2年に1度聴くか聴かないかっくらいなもんじゃあるけど、今日は1971年のアルバムを聴く。
当時も今もこのジャケットは感心できないけど、1曲目が「Manbo Sun」というんだ。
軽快なブギーながら、その軽快を警戒し、あえてエネルギーを温存させて「忍びがたきを忍び」というような感覚をおぼえさせられる妙な曲。



日曜の夜。
束の間の雨上がりの隙を縫うようにして、仲間たちと「焼肉マンボ」へ出向く。
MIHOちゃんと最後に食事したのがここで…、以後出向いていなかった。
亡くして早や3年が経つ。4年目にはいったワケだ。
そこで…、いささか縁ある良き仲間複数で、しのぶ。
とはいえ焼肉なのである。
シンミリ不要。
炭火の煙に秘伝のタレ… マンボのお味は3年のブランクあっても変わらない。



ミノ、ハチノス、センマイ… コリコリやシワ〜イのは好みでない。
タン、ロースよりはハラミなどもっぱらに、焼けた熱々をビールで流す。
iPhoneを持って出るのを忘れてたんで、掲載の写真いずれも、Eっちゃんが代写。
笑う。焼く。箸は休めない。



「旨ッ」
絶句した口にさらにお肉をば運ぶ。むろんこの店ではメガネは外す。油煙でアトが大変ゆえ。
MIHOちゃんは不在ながら、3年前のことが昨日のように思える。
おそらくこの先10年経っても、昨日のように思うだろう。遠くに去ったワケじゃない。むしろ、よりそばに要る感が濃ゆい。
彼女は永劫の昨日にいてくれる。
時間と記憶をテーマにしたカート・ヴォネガットは、諸作で繰り返し、その辺りのことを1語で要約していたな。
「ま〜、そんなもんだ」
と。
いまボクの手元にはMIHOちゃんの書棚にあった何冊かの本がある。うち2冊がヴォネガット
読後の彼女の感想を聞けないのが残念だけども…、ま〜、そんなもんだ。



以上を反芻しつつサンデーのマンボ… 語呂合わせに「Manbo Sun」。
記憶にござんせんが、店を出たあと捻ったのでしょうか… 右足首がとても痛い。
次ぎの日曜は『ちゅうぎんまえジャズナイト』。
早朝から夜遅くまでの立ちシゴト。それまでに治るかしら? 弱ったなっ。