JAZZ UNDER THE SKY ~ひといきついて~


スタッフともども10分に1度空みあげ天候を話し、お昼12時過ぎたあたりで赤磐方面34度の熱暑という情報も入って、たしかにメチャな暑さ、このまま夜も雨なしか… にわかな期待もチラホラだったけど、下石井公園「JAZZ UNDER THE SKY」本番とほぼ同時に雨模様。
アマオトコと噂の佐藤竹善がステージにあがった頃は照明に照らされ雨筋が銀の糸… よ〜く降ってくれた。
我らがこのイベントの1日の推移レポートは、こちらを読んでいただくとして、イベント終えて早や3日。
まだ身体からクタビレが抜けないけど、本日(10日)は「岡山神社音楽祭」に出向く。むろんウチの企画でなく、岡山神社さんの企画。
拝殿前境内解放しての音楽祭。規模はそりゃ下石井公園を思うと小さいけれども、音楽を核に人が集い楽しむという本来が垣間見えて、民謡ありロックありと、な〜かなかよろしかった。



数日前の「JAZZ UNDER THE SKY」を、とある立場上の立ち位置をキーにして感想的にふり返ると、やはり規模がでかい分、個人では追い切れないモロモロがあるのも痛感。
愉しさを演出する難しさをあらためて感じる。ま〜、それゆえ、難しいから続けてるという面もまたあるのだし、支援してくれる大勢が背景にいることも承知ノスケ。



10月8日早朝の「JAZZ UNDER THE SKY」下石井公園会場


中銀前もそうだったけど、下石井公園にも、身内感覚でもってMOMOちゃんが、フルーツ盛り合わせを差し入れてくれたのも有り難い。
届いたのが女子スタッフ到着前の時間で男子スタッフオンリーという次第ながら、荷運びなど一仕事終えた頃合い、飛ぶがごとくに手がのび皆なが口にした。
炎天(その時間には)ゆえ、皆なビタミンを渇望というタイミング。
リンゴもナシも皮むかれ食べやすくカットされ、酸味甘味に破顔した。
ハート型の葡萄の大粒に歓声し、事務局長と副委員長が目映さこらえて記念撮影。
イベントの裏方として、こういうあたりにスペシャルな喜びをおぼえる。




けども気をゆるめられないのがイベント。
アレコレ微少から極大まで気づかう。
委員長と副委員長が何かを気づかってる珍しい写真。落ち武者とザビエルが遠くを眺める図ではない。しかし、何を見てたんだろ? トンと記憶なし。



しかし、けども、この写真を撮ったOhobayashi君は、そこに主眼がなかったかもしれない。

無残やな 髪のあるなし 年齢差

て〜な比較を念頭に浮かせてパチリ、撮ったんかもしれない。
ならば返句に、

やがて来ん いずれの頭部も 抜け落ちて

季語なき、ヘアなき、未来図の予見と… シャレ込もうじゃないか。


いやしかし、そんな冗談いってる場合でない。このカンカンした熱暑が夕刻5時あたりで一転して雨となるんだから、ね… 野外イベントはやっかいだ。
スタッフ一同カッパを用意しているけど、いざ着るや、通気性ほぼゼロなんだから、汗をかく。外の雨に内の汗… 結局はかえってよ〜く湿るというアンバイ。



役割上、本番中のほぼ3時間の合間、ステージ側と、その反対のSHOP側を何度も往復する。
ステージとSHOP側の外周は一巡すると330m。
だいたい20数回行ったり来たりしてるから、6Km強… 昼間の準備時間を含めると、もっともっとな距離を延べで歩いてる勘定。なるほど、終演後に足がバビブベ棒、クッタクタになるワケだけど、イベント中はそこが気にならない。気がはってるというワケなのだろう。



だから、終演して後片付けをして、スタッフが照明が落ちた暗がりの中で一同にかいし、「おつかれさんでしたな〜」でオヒラキのアイサツとなる頃合いで一気にクタビレがうごめきだす。
今回はでも、先のMOMOちゃんからの嬉しいサップライズ。
我らが15周年を記念してスタッフ用にとクッキー(というのかな?)を用意してくれていたのだった。
なので全員に配布した途端、そのメッセージに眼を注ぎ、「え〜!」「お〜!」ってな歓声があがったのは云うまでもない。
こりゃ有り難すぎてカンタンにゃ食べられない!




昨年の下石井公園には4000人が集い、こたびは雨天となったゆえ少なくなったけど、けども翌朝の山陽新聞は1700人が集ったと書いてくれているらしい。
その1700人の99.50パーセントくらいな人の名を、ボクらは知らない。
でも、濡れつつ観覧してくれたことが有り難い。
その観客一同の声を代表してこのクッキーがあるような気がしないでもない。
だから、余計に食べられない。
さんきゅ〜MOMOちゃん、さんきゅ〜皆さん。
数多の反省をフトコロにして、また来年… という次第。
今年もまた多くの四方山を学んだジャズフェスなのだった。