ポーク・ダンス


過日–––––––––––。
近所のスーパー店頭にヤマザキの販促スタッフがたち、ロイヤルブレッドを売っている。
「ツナポテチトースト」というレシピを勧めてる。
通常は無視だけど、むしのお知らせというか、ウマイような予感がわいて反射的に、ロイヤルブレッドにツナ缶にポテトチップをば買う。



パン1切れにツナ1缶。マヨネーズは缶と同量という。
そう勧められたものの、同量はナンボナンデモ多すぎる。
ツナ100対マヨネーズ42.5…、くらいで混ぜる。
マーガリンもバターも不要。のせてくだけ。お飾りにパセリ少量。お勧めではパン1枚だけど、量的に2枚はいけるので分配。
焼く。



食べる。
予想以上、めちゃ旨め〜でがんの。
ウハウハ云いつつ、発泡酒にコーヒー。カルビー効いて、やめられない止まらない。ツナ1缶まるごとと少量チップのカリッとが手をつないでらっ。
ヤマザキめ、いい提案するジャンか。



しかし、高カロリー。
摂取分が熱エネルギーに変換で太陽の子みたいに体温があがる。
途端に眠ッ気襲来。
揚々嬉々としてベッドに横たわり、我が映画ベスト10は何じゃろな…、ふだん考えもしないのを念頭に浮かせるまま甘やかにトロリンコ。
チョ〜お手軽の気さく。数日経ってまたトライ。



過日–––––––––––。
筐体ごとMac pro の総入れ替え。
ビア樽みたいなあの不評なのではなく、チョイ前のをC君に見繕ってもらう。
新旧の筐体の色合いが経年を物語り、さすがの彼も、「タバコ‥」ボソリつぶやく。



SSDやらメモリー増強、グラフィック・ボードはツインに。次いでにスキャナーもエプソンからキャノンに買い換えで、環境アップグレード。
ただし、初代のApple Cinema Displayは、これはそのまま活用したい。
使いだして何と今年で16年め。当然ながら輝度も照度も劣化してるだろうが、印刷精度確認のモニタリング不要、日常作業に支障なし。
それよりも、馴染みきった卓上のツーフェイスという部分での個人的日常の生活環境としてのビジュアルが、カナメ。




C君、およそ2年前の修復作業同様、一夜をかけて黙々と作業。
あ・り・が・た・や。
Appleのダメなところは‥、受信メールなんぞの移行作業がとても手間という点。複数のアカウントがあれば余計に時間がかかる…。自社都合だけでどんどん仕様を変え最新先鋭を謳い、なるほどデバイス間データのやり取りなど便利になった一面、肝心なMacそのものはユーザー配慮が希薄。C君をして難儀するんだから困ったもんだ、と、ブ〜たれる。



過日–––––––––––。
食通Hamazaki氏主催の食事会。
テーマはポーク。「天空の豚🐷くれない篇」。
前回の「鴨ッモ〜ン★ネギしょってコロベ〜篇」に都合つかずで参加できず、こたびを逃しちゃオトコが酸化する。
え? いやなに、錆びちゃうという意味で…。
休日の某BAR借り切って好色な男女じゃないワ、食通な好事家方々うちそろい(当方は食通に遠い)、ポ〜クポクポク-ドン- ドドン♪、陣太鼓の音と共にハジマリはじまり。



※ 秋田の八幡平ポークの3枚バラなど…、を明宝のトマトケチャップで味わってビールが進む。


近年はギュ〜よりブ〜を好むワタクシの舌。
数年前より自宅カレーもポーク1色。
ショウガ焼きなら毎日でも食べちゃえる。
パイナップルのっけたポークチャップはご馳走トップ独走中といって、恥じたりしない。
とはいえ、極上などというシロモノは銀河の彼方の夢の向こうのお品。
それをばアチャラこちゃらから取り寄せ、眼の前一同にして順次に味わう…。
せと姫、四万十ポーク、八幡平ポーク、薩摩黒豚、琉球アグー、イベリコ豚ベジョータなどなど…、おぼえられない数と名、豊潤の非日常、贅沢ザンマイ。
嬉しくって足までヨタヨタ踊ったね、ポーク・ダンスだ。



※ 八幡平ポークをハンガリー風味(?)パブリカで味付けたもの。



※ 肉の旨味もさることながら、初めて食べた緑が濃いスイスチャードが美味しく、久々、色彩を味わう…、って〜な感もチラリ。




※ 2004年に国宝指定されたハンガリーのマンガリッツァは、全身が毛に覆われた希少種という。冬場はヒツジみたいなムックリ姿。
上にのっけてるのはカシスマスタード



この豚は1991年頃にはわずか191頭に激減で絶滅が危惧され、そこで国をあげてガンバレの大声援。幸いかな昨年には5万頭くらいに回復したとかで、それで岡山の我が口にも…。
うまかったよぅ!


毎回ながら、
「上には上があるもんだ…」
この感想が明滅しっ放しの会。
場所の提供と事前仕込みでまったく休日になってないBARオーナーのKちゃまへの感謝を含め、
あ・り・が・た・や・あ・り・が・た・や


ポーク食べ過ぎでしばしコトバを失ったボクちゃんは、H嬢の車にお土産の豚シャブを忘れちまっただよぅ。