おりかえし

6月。
1年のおりかえし地点。
6月の花々は日差しより雨模様が似合う。



だけど〜、コチラは、おりかえせない感ありアリの蟻地獄。
とある作業がすすまない。
すすんでないワケじゃないが蟻の歩み。講義室でチャプチャプしゃべる方が楽だなぁ…、とアタマを掻く。いずれはマトメなきゃいけないコトになってたワケで、それが本年という次第ながら…。
要はおしゃべりと違い、行と行の間をおちゃらけ出来ないのがしんどい。


で、また、こういう時に限ってトラブル発生で、対処に時間が奪われる。
自社ホームページがなんだか変なアンバイで、トップページがDavid Bowie関連の案内みたいなコトになっちゃって、いわゆる「サイト改ざん」に遭遇したぞ、弱ったぞ〜、慌てるやら塞ぐやらで、不法な書き込みモジュールの捜索で全ページのチェックやらやら…。
けど、わからない。
ぁ〜、おてあげだぁ〜、嘆き節を喉元で揺すらせ、専門業者にお願いするっきゃ〜ないか…、諦め気味な溜息ついた途端、フッと気づいた。
「.com」の期限切れ。
要は数年ごとにやらなきゃいけないドメイン更新手続きを忘れてたんだな、これが。
急転で一件落着。
数日ドタバタしたあげくの、ていたらく。あらためて溜息1つ2つ3つ。



しかし、庭先の実際の蟻の動きをば眺めるに、実はアリさん、まことに早く動いてる。チョコマカちょこまか素早い。歩いてるというより小走りに近い。眼で追うと、わずか数秒で1メートルを超えて移動してる。だから蟻の歩みとヒトを比較するのは良くない…。
しかも、雨の中でもチョコマカ駆けてる。カッパも着ずに。



6月の花たち


ところで米国では、日本の軽自動車は公道を走れない。
これってアンガイ知られていない。
嘘と思うなら、映画『ダイハード4.0』を観たらいい。
テロリストどもに襲撃された電気会社の施設内で、ナンバープレートがない”カートカー”として置かれているのを眼にするだろう。
ま〜、顧みて米国映画を思えば、軽自動車が出てくるシーンはないよね。だから逆に『ダイハード4.0』での、存在に気づかされるワケだ。
要は、米国の安全基準に満たず、ゴルフ場内のコース移動みたいな使い方は出来るが、外に出て道を走ってはいけないというコトなんだ。
たしか1000CCだか1200C以下の排気量では車として認められないという”安全基準”だったと思う。
逆説的にガラパゴスな基準とも感じるけど…、他国のコトゆえ、だからいや、別に構わんけどね。



我が1300CCのMINIは、ただいま車検中。
なワケでまたぞろ軽自動車を代車として使ってる。
しかも新車だ。
装備は至れりつくせりで…、すごいね、このガラパゴス進化は。
しかし外装のゴテゴテなデザインは…、はたしてデザインに値いするのか? ただの過剰だ。
ま〜、代車に文句をいってもシャ〜ないけどね。



愛知の小笠原製粉の「キリンラーメン」が、”おとなの事情”で名称を変更するとのハナシ…。
たびたびでもないけど、何度か食べた。独特な実にあっぱれな庶民感覚のパッケージ。他にこのようなのがないから印象深い。
でも、キリンビールの「キリン」が穀物加工品なんぞに”キリン”を使う商標登録をしちゃって、小笠原製粉の首ネッコを締めたんだろうね〜。
小笠原製粉は1965年だかの販売開始から、ずっと、キリンラーメンの名を商標登録していなかったようだ。
裁判沙汰になって、法的には「キリン」の言い分が認められ、小笠原製粉は負けてるようだ。
法というのは、必ずしも正義の味方じゃないね。ABE問題での官僚らが
不起訴になったのも同じ…。
いずれたぶん、「キリン」は傘化企業のキリン共和フーズあたりから、『キリンラーメン』を売りだしたいんだろうね〜。
どうも、おとなの事情っぽくない。
巨人ガリバーが蟻を粉砕するようで、感じワル。
もっとおおらかであって欲しいけど、近頃の自動車の顔つき同様…、眼が吊り上がったオレがオレがの気配蔓延中。