日曜のおかやま国際音楽祭『JAZZ UNDER THE SKY Vol.7』。
昨年のVol.6は台風通過で開催出来ず、さてと今年もでっかい台風にじり寄り、直前までダメかも……、と按じられたものの、コースが外れ、結果は皆さんご承知の通り。
関東方面では被害甚大で心傷むばかり。泥沼と化して電車も動かなければ家の掃除もおぼつかない方面の方々には申し訳ないのだけど、イベント開催にこぎつけた。
とはいえ、突貫工事でのステージ設営。
ステージを覆う屋根は断念。だからチョット物足りない。
ま~、それでも開催でき、東京からのミュージシャンや関連者も、運休から運行に変わったギュ~ギュ~詰めの新幹線で1部の方は立ったまま岡山まで来てくれた。
色々な歯車が、こたびはうまく噛み合い、うまく廻ってくれた。
飲食部門テントのショップ配置を検討中のK女史とS氏。
ステージに運ばれたピアノを早速に調律のY氏
ステージ・バックヤードでは束の間、記録班の連中と司会者と運営委員の少数で自撮りで戯れるユトリも出来ちゃった。
Photo by Ohbayashi
けれどまた一方、後述するけど、今回はスタッフ不足。飲食部門担当者も会場整備にテンヤワンヤ、兼務を余儀なくされてるのだった。
ほぼ設営完了で即効のリハーサル。下写真はSHIHOとガスト指揮による京都ジャズオーケストラ。
リハーサルの音(ね)が響き出すや、それまでの会場造りの喧騒が一気に音符に変わり、1つの束となってく感じがあって、この瞬間は何度味わっても魅力的、裏方冥利につきる。
開場からステージ・スタートとなるまでの時間はアッという間に過ぎちゃう。
開場直前でのあわただしいミーティング。後方では既に入場待ち長蛇の列。
Photo by Ohbayashi なが〜い影法師が印象的
予想はしていたけど、予想を上廻る来客ライホウ大盛況。
用意した椅子席1500はたちまち埋まり、さらにピープルズ老若男女がやってくる。ドローン撮影とかで上空から写真が撮れたら、さぞや壮観だろうと思うけどドローン持ってないし、ここじゃきっと飛ばせない。
司会の平川さんとK副実行委員長。こたびは男子スタッフ複数があれこれ急があったり家族に不幸があったりで、決定的ヒトデ不足。K氏は本来のステージ業務から外れ、会場のお客整理係をやってくれた。その不本意をチビリとも顔に出さない清々しいK氏の姿に感動しつつ、
「感動した~ッ」
とは声に出さなくていいい空気が流れちゃってるOJF(おかやまジャズフェスティバル)面々の粒ぞろいの良さ。
世の中、「連帯」とか「絆」の単語が容易に使われちゃ~いるけれど、単語を口先でもてあそんじゃいけない。眼に見えないところ、たとえば帽子の中とかにホントの光りもんアリ。
Photo by Ohbayashi
通称OJFバーでの飲食部門では、生ビール部門を筆頭に人ヒト人の黒山。炙ったお肉をこそぎ落として提供のケバブなんぞは、1時間待ちの長蛇。ごく個人的には『はせい』の”ひら”Tシャツを欲しいな、と思ったり。
陽がかげるや気温が下り、ジッとしてると震えるほどじゃあったけど、そこをステージがあっためてくれる。
名渡山遼、Shiho&Gast Waltzing with Kyoto Composers Jazz Orchestra、武田真治。
Photo by Ohbayashi
我がことで申せば、Shihoのフアンなもんだから、2年ぶりの再会も嬉しく、あいかわらずのステージ・パワーに魅了されるコトしきり。
ステージをおりた彼女に告げるや、京都ジャズオーケストラ・メンバー全員が狭い場所に集結してくれ、おかげでこの1枚、パチリ。
さ〜さ〜。裏方として早朝7時から夜10時頃までのブッ通し15時間。
やってる時にゃさほどでもないけど、事務所に荷物を運び入れて片づけ終えるや、いつもの通りの疲労に浸透された自分と直面。
「アヘアヘアヘ~」
こっそり肩をばサスリ擦りしましたよ~んの、なが~~い充足の1日終了。
夕飯食べてるヒマもなかったゆえ、帰り道、kosakaちゃんと吉野家で、チャチャッと「月見牛とじ御前」。旨いと感じる間もなくたいらげ、後はひたすらベッドが恋しや。