2019年が終わりかけですね。今日はシド・ミートの訃報……。
多数の良きビジュアル・イメージを残してくれました。合掌。
顧みるまでもなく、今年が良い1年であったとは思えません。来たるネズミ年2020年も暗いニュースがチュ~チュ~駆け廻るような悪しき予感もありますな。
社会世相のみならず我がコトとしても、スムーズにコトを運べたとは云えないし、反省点が多々タッタ〜でありました。
過日の講演の日の前夜だか前々夜だったか、入浴後に換気入れ替えにと窓を開けたさい迂闊にも指をひっかけて網戸を破いてしまい(経年劣化で脆くにもなってたんだろう)、しばし放置。
破けた網戸というのは実にだらしない風情ですなぁ。アミ部分が破けて垂れ下がった途端に家ごとボロ屋敷に変じたような寒々しい感じ悪さ。
それをチョイ前、アミやらなんやら買って自分で修理し、100均SHOPで200円で売ってたのはさすがに買わず、もそっと高いのをホームセンターで買いましたけど、
「なんだ、あんがいと簡単にアミ張り替え出来るじゃ~ん」
ニッタリ笑ってハッタリと思うに、破けてだらしなく垂れ下がった網戸のスガタは、そのまま今の日本のカタチに通底しているような気が、しましたわい。
この年末、実に30年ぶりくらいに年賀状を書きましたよ。
いや、わが輩のではなく、マイ・マザ~の代筆。マザ~殿はかなり耄碌し、日によって度数が違うけどボケが進行中のご様子。ついにこの年末は賀状という存在を忘れてるようで……。
それで、マザ〜殿が毎年出してた親族関連に数十枚をば造って投函したという次第。 何故に賀状が来ないの? と親族を心配させるのも何なんで……。
なので自分のじゃ~ないっす。
ご承知の方はご承知の通りで、ボクは年賀状出さない主義なのでありました。
書きません・出しません。
ま~、それもヨロシイがな。別におへそ曲がりでもなく、ただの慣習みたいなのがイヤなだけでごんす。当然の報いとして……、届きません、賀状きません。来るのは保険屋さんとかガソリンスタンドとかな業務的なののみ。
でもこたびマザ~殿のをこさえ、勝手に文面も造ってみると、なるほど年に1度の近況報告として賀状は機能するんだね……、ちょいと気分を和らげもするのでした。もちろん、マザ~がもう賀状が出せない状態ならば、さらなる翌年の賀状はどうしよう……、難題が肩にのっかったなぁとも感じてるんですが……。
さぁさぁ、明日は大晦日。
暗い部分に眼を慣らすより、明るい顔で机廻りをかたづけ、2ヶ月前から止まってる腕時計の電池交換オネガイ〜に時計屋さんに行ってきましょう。
おっとその前にKosakaちゃんがミカン持って来てくれるんだった。ありがたや。
周辺見廻すに少しづつながらも、元旦を休む店、2日までは休む店、明日の大晦日も休む店……、と、売買イチバンの風潮が後退しているようで、これは良いことでしょう。
正月早々に福袋買うために並んでたりは、すごく貧しい光景にみえます。
とはいえ、近しい仲間に元旦8時より初売で出勤ですの……、というヒトもいて気の毒ですけど、彼女いわく、「毎年のことなんで、それがワタシのお正月かも」ということでもあるから、一概に正月は休まなきゃイケネ~みたいな全体主義もまた困るワケでもあって。
ともあれ、悠々と時間をはみたいもんです。
けど一方、昔の落語の、6代目春風亭柳橋だか三遊亭小円馬だかの咄で、
「せめて正月3日間くらいは、酒、よしちゃいましょうよ」
長屋住まいの八っつあん熊さん両名が互いに監視しあうというのがあって、オチャケを正月最大の愉しみとして朝8時にゃもう熱燗徳利傾けてるコチラとしては、
「禁酒? ぇえっ!」
小首を左右にフリフリしちゃうのでありますが、これもまた、慣習の悪しきと、思し召されるもまた一興カッモ~ン。
来年、またお会いしましょう。
Be seeing you.