8月なのだけど、8月感が薄い。
長雨から一転して蒸れた暑さだけれど、日々の中のメリとハリが失せて、季節の「季」も「節」も色あせてる。1月から8月、連続の朦朧が居座ってる。
過日。午後にけっこうな雷と雨。
ゴロゴロじゃなく、パァン!ってな発砲音めいたのも何度か。
さなか突然、Wi-Fiルーターの電源、プッツン。
めちゃに発熱してる。
落雷されたわけじゃないけど、雷の影響が濃厚。
これは弱った、大困り。
ネットにつながらない。2回線ある電話も使えない。
ぐずぐずしていても、はじまらない。
雨中に車を出し、エディオンにゴ~。
安からず高からずのルーターを1つ買う。
しかし、戻って設置しようとするに、大チョンボ……。
電源プッツンのルーターは、光ケーブルを受け入れる、いわゆる、
「光回線終端装置」
なわけで、単なるルーターでない……。
買ってきたものに、光ケーブルの接続ラインなし。
それで調べるに、「光回線終端装置」は電話会社が独自規格でもって作ってるモノだから、家電店では売ってないのだった。
なのでこの場合は、エディオンじゃなく、NTTに連絡して修理なり取り替えてもらわないといけないのだった。
ガッチョ~ン。
まいったな……、と困り顔。
でも、ダメ元、念をいれてと再通電してみると、あらまっ、復帰した。
これはおそらく、雷による過剰電圧だかで一時的にシャットダウンしたのだろう、そう結論づけた。
という次第で、ま~、せっかく買ったんだ。
「光回線終端装置」と新たなルーターをLANで結び、無線Wi-Fi機能を新たな側へ移行。
もろもろ再設定。
あたふた慌てて損しちゃった典型例かな、これは……。
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過日。F子さんとプラザホテルで「うな重」。
ウィルス騒動下、客はほぼ、いない。
旨さに頬ほころばせつつ、かつて岡山の高名なデパート最上階にあった大型のホールのことやら、そこでの演劇話の数々を聞く。
彼女はそこの支配人(正式には係長。同デパート初となる役職付き女性だ)を務めつつ、自身も演劇活動に身を置いてた……。
ホールの席数は800。
今思うに、ずいぶんデカイ。
寄席も催されたという。
「落語に『うなぎや』って~のがあって、店を構えたものの、暴れるうなぎにビビッってるうなぎ屋の店主のふるまいが大笑い……、って~のがあったにゃぁ」
話は膨らむ。
「ちなみに、このホテルのうな重、秘伝のタレか?」
「ホテルって、秘伝という云い方、似合わんなぁ」
ケラケラ笑う。
旨い食事に美味しい話。
いやぁ、ごちそうになりましたぁ。
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過日。
気づくと。家の中にヤモリの子供が入ってた。
悪害あるわけでもなく、小さな蚊やハエを捕食して”家を守り”してくれもするが、ガラス窓の外にいるならオッケーだけども、うちの中はちょっと……。
こういう場合、部屋の電灯は保安灯のみ点灯、その部屋から退出する。
で、5~6分後にそっと覗いてみる。
そっすると~、ヤモリっ子はその習性上、灯りのある方向に壁を登ってく。
郊外に住まってると、2~3年に1度、大きなかわいい眼をしたヤモリの子供が、網戸のほんのちょっとした隙から入ってくる。
で、上記の通り、同じ行動を取るから、こちらも慣れたもんで、あんがい見つけるのは簡単。
うちの場合は、保安灯で壁の時計がちょっと反射し、その反射光めがけ、すなわち時計を目指し、壁をヨチヨチあがってくのがパターン。
こういう時のために目の細かい網を用意してる。(ホントは庭池用だけど)
そ~っと網を近づけ、さっと被せて、ハイ、御用。
むろん、殺生しない。
庭に戻してやる。
開高健は『ベトナム戦記』の中、滞在中のホテルの部屋の壁をはってるヤモリに言及し、60年代当時のベトナムのホテルはそんなアンバイだったか~、と読んで感慨深かったけど、ベトナムも日本もそうは変わらない。
むしろ温暖化で差は縮まって日本でも、網戸の隙間から昆虫やら小動物が浸透してくる機会は、増してるはず。
100円Shopで昆虫網を1つ買っておけば、こういうさい、便利ぞ。
開高健の眼の鋭敏とそれを言葉に紡ぐチカラをありありと見せてくれるルポタージュ4冊
F子さん宅は街中の高層マンションだけども、7~8年前、10階でネズミが出たとかで、小さな騒動になったことがあるそうな。
登ってくるんだね~、チュ~公も。
今のニュータイプのコロナ・ウィルスめも、とにかく拡大と浸透という具合で懸命に”登って”んだろねぇ。
住まいと食を求めて、皆な、それぞれが生存を賭してるわけだ。
ま~、ウィルスは、我らが眼では見えないヤツなんで、チュ~公やヤモリ児童とは違い、見えないがゆえ、気味悪い感覚も別。そばに寄ってくるのは勘弁願いたいなぁ。
ウィルスめに、色をつけ、かつ体重を重くする技術があればイイねぇ。
室内とかでシュッと一吹きすりゃ、眼に見えなかったヤツらめが、赤だか青だのに染まって床に落ちてるの……、ならば掃除機で吸い取って、ハイ御用って。
そうはいかない現状が、残念。
東京五輪はどうなるの? って~前に、元旦の山崎製パンが第一スポンサーの「実業団駅伝競走」やら、2日と3日の「箱根駅伝」やら、どうなるの?
中止となれば、我が正月の光景(朝から日本酒で餅食べつつ、チラチラ駅伝をみやる)をも、変わるワケで~~ぇ。
そんな慣習までが、眼にみえないヤカラに浸食されてくのは、ウゲ~~、だね。
そも、初詣の大密集は……、どう対処すべきか?
例えば、今年の伊勢神宮は初詣客56万人……。すぐそばの、おかげ横丁の多数の屋台はある程度には減らせても、神社に”営業自粛”ってナイだろし。
なんかもう、来春を心配しなきゃいかんね。
「初詣は遠慮しなせ~」
って~コトになるか、ならんか……、まだ8月ながら年明けに思いが飛ぶ。居座った朦朧がチョイと先の未来までを蚕食にかかってる。
でも、そんなこた〜知らず、庭池で睡蓮に花1つ。