1月最終の昨日の金曜、またzoom呑み会。
今回は県外、兵庫県在住氏も加わっての5人の会。
「や~、ども~、ごぶさた~」
隣県への移動も不自由な今、ま~、こういう呑み会も容認しなきゃ、やってらんない。
ただ、これは、ピッチが速くなるというか、呑むペースが速くなっちまう。
BARだと、黙ってボ~~ッとしてる時間もあるし、カウンター内の綺麗さんや口うるさい小っこいのがチョコマカ大きく働くのを眺めて変化を愉しめるけど、画面見ぃ~見ぃ~だけの変化なしなんで、つい、手が動いてグラスを口に運んでしまうんだ、ねっ。
間、をどう取ってくか、まだ要領をえない。
あと、この5人の間でも話題になったけど、去年や今年に大学に入ったものの、zoomなどのバーチャルでの授業や会合でしか人と接することが出来なくなっている若い世代にとって、これはどうその人の今後に影をおとすのか? あるいはおとさないのか? 実は極めて大きな問題のような……。
リアルな恋愛が出来なく、画面を通してでないと「萌えない」妙なアンバイになるんではなかろうか、とかとか。人は人との交流が何より大事ポイントなんだけど、そこの根幹がユサユサしているわけで、何かと後々に尾を引きそうな予感。
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某古書店から連絡。「依頼の本、出物あり」との事。
探してもらって半年ほどが経つ。
価格を聞いて、メダマ、ウロウロしちゃったけど、クロネコで送ってもらった。
明治時代の岡山の電気事情を知る資料。
この場合は「史料」と書くのが良いのかな。
中世史研究の伊藤正俊氏いわく、「歴史を復元する資料を「史料」という」らしい。
想定外にでっかく、ページ数は1200を越える。重いったらない。
予想はしていたけど、この昭和47年刊行の本であっても、明治期の、それも岡山の事となると50ページに満たない分量。残りの1150ページは概ね戦後の事だらけ。
けど、いいのだ。
50ページもの、「史料」記述が有ると思えば、久々、ワクワクだ。
もとより、探して欲しいと願って数ヶ月経ってたから、やはりダメだろな、だいたい本屋で売られず関係者にのみ配られた「社史」というのが外骨格だからなぁ……、入手はムリだろと諦めてた。
それが、半ば忘れた頃、年明けて、「入りましたよ~」なんだから、「よ~よ~マァ」とワクワク電圧上昇。
当事者(社)が書いたものだから第1級史料、メチャにありがたいという次第。
なぁに……、亜公園がらみで、明治の電気について確実な所をば知りたいと思ってたワケなのさ。そうすると電力会社自身が記したものがイチバンではないか。
いやぁ、おかげで大きな智見を得たノ~ル。
今月最大のスマイリ~・ポイントになりましたですよ。
とはいえ……、この1冊でいっさいが氷解したかといえば、まったくそ~でない。
むしろ、ふいに眼前に、よりでっかい氷山が現れ、
「あんりゃ、ま~」
舵をどちらに切って良いやら、判らんちんタイタニック。
スマイリ~は数分でフリーズし、
「いっそ混沌だぁ~~」
慨嘆、一筋縄でくくれない明治の裾野の広さに唖然とさせられるんだった。
詳しいことが判れば判るほどに慎重に扱わざるも得なくなる。
でもまた、これでポイントの絞り込みも出来たわけで、一長一短、けっして後退したワケでない。
虚実を明快に解いて、「あった事」と「なかった事」を分別し、その上で「ありえる事」を抽出して考察するっきゃ~、ない。
亜公園内の謎の八角形のミニハウス。電気がらみの塔屋じゃないかと睨んでるのだが……
その「なかった事」のさいたるものとしては、ガス燈かしら。
明治岡山の事を書いた郷土史の本の幾つかには、明治になるや京橋付近にガス燈が灯ったというような記述がある。
大きなマチガイあるね。
ガス燈は当然にガスが必要だ。
けど当時、岡山にガスを供給する会社はない。岡山ガスという会社が創立されるのは明治の終わり頃、1910年(明治43)なのだから、明治初期にも中期にもガス燈があろうハズがないんだ。
なるほど横浜や銀座ではごく初期にガス燈が灯った。
明治7~15年の間で撮影されたらしき銀座。手前にガス燈あり
これは当時としては大きな資本でもってガス会社が設立されたから出来たわけで、この新しい照明は錦絵の格好の題材になって、今でも本にまとめられるくらい多数の作品が残るけど……、岡山の実際は、灯油を使う街路灯だった。いわゆる西洋燈だ。
ガラスケースに入ってるからガラス燈とも呼ばれた。
岡山文庫の『岡山事物起源』では明治34年に野田屋町に「岡山点燈会社」が設立され、夕方になると若い衆がガス燈に火を点けてまわったとあるけど……、これもその一例、この会社は実際同年の3月に起業しているけど、灯油での灯りを売った会社だ。ガスとガラスを混同されてるんだろね。
電気仕掛けの初の灯りとなるアーク放電と直列つなぎの蓄電池たち
フランスのアーク街灯
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2日ほど前のニュース、部分。
どう呼びあうかなんか、どうでもよくって、肝心なこと話せてもいないなんて……。
や・く・た・た・ず・め~
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明治半ばの岡山にアンガイと影響を与えていたのは、神戸港とその外国人居留地。
ここでの独自な「文化」がヒタヒタ波のように寄せては返してる。
横浜のそれも影響は大きかったろうけど、神戸は隣県。岡山は近い。輸入のアレコレ、技術のソレやコレの多くは神戸から京橋の港や三蟠の港へやって来た……。
その辺りを小まめに追跡出来たら、かなり面白い構図が見えて来そう。