ミニが壊れて3ヶ月。
エンジン・ルーム内のいささか重要な部分。その回転軸が折れるという類例のない故障ゆえ、換えとなるパーツはミニ専門店ですら”在庫”なし。
なワケではるばる取り寄せ、待ちぼうけ。ようやく修理のメドが立ちツテト。
という次第でこの3ヶ月不動のミニが修理工場へ、ゴ~ゴゴ~。
30年近く乗ってるミニ。経年劣化というか、金属疲労というか、相当にくたびれているのは確か。
修繕費もたぶん軽4の中古が軽〜く買える額になるとは思うけど……、ま~、乗れるだけは乗ってあげよう。
先日昼前、近場のスーパーの駐車場にて、ジャズフェス実行委員会のビシバシ事務局長とモシモシ通話。
近況をば報告しあってたら、新幹線高架下の一直線の道路を白バイがサイレン鳴らしながら、西から東へ向けて結構な速度で駆けてくのだった。
ボンヤリと眼で追っていると、信号の手前あたりでサイレンを止め、路肩に停車し、何やらインカムに向けてボソボソ。
で、2度3度、ヘルメットの頭部を左右にコキコキ振ってから、Uターン、東から西へと今度はサイレンなし、低速で戻っていくのだった。
左右に頭をコキコキしちゃった所をみると、
「ぁ~、やってらんねぇ」
みたいな気配がなくもなく、緊急出動がその途中で解除されたらしき様子がアリアリで、「緊張」から「弛緩」への狭間が、そのコキコキだったかな? などとボンヤリ眺めたのだった。
こういう時のおまわりさんの脈拍は、どうなんだろう?
サイレン鳴らしてかっ飛ばせていた時と、何やら連絡あってコトが中断したさいの脈拍数は、けっこうダウンしたようにも思えるんだけど。
過日の朝日新聞だかに、「血管迷走神経反射」という耳慣れぬ単語があって、読んでみるに、コロナウィルス・ワクチン摂取のさい、深々と刺さる筋肉注射への恐怖とか、アレルギー反応とかが心配で極度のストレスが生じ、心臓がドッキンドッキン……、それで注射時に失神してしまうという「反応」のことのようなのだった。
ま~、なんとなく感じが判らないでもない。
ボクも、いまだ注射は苦手。
ほぼ定時で受けている内科検診での採血、K歯科での麻酔注射……、など、
「あ、今日は注射されるのか!」
採血は注射じゃなくって逆だけど、ともあれ身体に針が刺さってくるのは、とっても嫌なのだった。なので、注射器が出てくるや、明らかに心拍アップ、あるいはダウン。
ちょっとカッコ悪いのだった。
が、失神するほどに心臓がバックンバックンとはならないから、ま~、ダイジョウブだろう。
写真:ニューズウィークHPより転載
かつて60年代の終わりから70年代初頭にかけて、月へ出向いた宇宙飛行士たちは、全員、出発から帰還までの間ず~~っと、心拍数をモニター(他モロモロの生理的データも)されて、そのことを彼らは随分に嫌ってた。
選ばれし男の中の男として、クールかつエレガントに振る舞っていると彼らは見せたいから、身体に貼り付けられた計測装置に不快をおぼえてた。
打ち上げ時の心臓の鼓動やら月着陸時のそれを、一々掌握され、かつ、世間に公表されるのは、なるほど、一個人としては、文字通りに心の内を読み取られているような”不快”であったろう。
とんでもない事故となって帰還に全力を注いだアポロ13号の3人のクルーが、その途上において尚も医師がその脈拍数をカウントしているのに腹立って、衣服の中の計器を引っこ抜いて怒りを顕わにさせたのは、うなずける。
もちろん、地上の医者としては、宇宙飛行士たちの健康管理を思っての当然のモニタリングなんだけども、そのこと事態が心拍数をあげる要因の1つとは、いえなくもない。
映画『アポロ13』での再現シーン
で、コロナ・ウィルスのワクチン……。
政府のいう日程はあてにならずで、いつ実際に摂取となるのかどうか皆目わからないけども、いずれ、いつか、どこかで、注射されることには、なるんだろ、サ。
任意なので強制じゃ~ないけど、受けた方がヨカアンバイということで今は推移してるんで、きっと、あなたもボクも受けることになるんであろう、サ。
ここはもう深く考えず、流されるままに、あの長い針をブス~ッとやられるのを覚悟しとこう。地獄の針山じゃないんで、2回、ブス~ッで終わりだ。
けどやはり、今ひとつ判らんねえ。
このワクチン注射は、その2回で終わりなの? 毎年マイトシ、この先は受け続けるコトになるんじゃないの?
なんか、そのあたりの消息が判らんので、結局は針山地獄がアタマをもたげる。それはそれでやっぱり、ふ・あ・ん。心拍上昇、あるいは、下降。
おととい土曜、バーで会った医師をふくむ複数は摂取しないとの考えを表明されていたけど、要するに確定的なことが何もまだ言える状態ではないんだよね。なので見解が大きく分かれる。
悪しきは、「摂取を選択しない医者」もケッコ〜いるという事実が、チャンと報道されていないコトかな……。マスコミもまた時流にながされているワケだろう、ネ。
内心、密かに願望するのは、インフルエンザ予防薬とコロナ・ウィルス予防薬が合体した1粒の飲み薬をば国が国民に配給し、町内会長が各家庭に必要数を配り歩くって~~の、楽でイイっぽいな。これだとドキドキしなくてイイしぃ。
しかし何だかねぇ、オリンピック開催に向けての強行姿勢というか、次開催の中国に向けての露骨な配慮というか、上写真のごときな、こういう動向って、ボクの感じじゃ、
「ノ~ NO! ノ~ NO! 」
が濃くなるばかり。