連休終わりの日、kosakaちゃんが高知の土佐小夏をもってきてくれた。
ありがたや。
御礼とばかりに近場のコメダ珈琲へ誘う。彼は電気系の専門家なのでココぞとばかり、DIYでの器具取りつけについてアレコレ質問繰り出し、階段の上下のスイッチは三路回路のものでないとイケナイとか……、初歩を教えてもらったりで、果物にくわえて工作知識も学んで、こちらホックホク。
しかし、kosakaちゃんと会う時は、いつも雨になるというのが、お・か・し・い。
翌日。
でっかい車を持っている柔道家のS君と久しぶりに会合、ホームセンターに石膏ボードを買いに駆ける。
前日と打って変わり夏のような日差し。暑さを数ヶ月ぶりに体感。
石膏ボードは規格があってというか、壁の下地材なんだから自ずとサイズがでっかく、当然にMINIでは運べない。
積み込みまで手伝ってくれた、実に新設なDIYコーナーの主任さん。
柔道家の車で運んだのは24枚。ゲキ重い。
何に使う?
我が宅の傷んだ壁のリフォームがため。
経年でボロくなって剥離ぎみな綿壁(70年代頃までは主流だったけど今やほぼ絶滅種)部分に石膏ボードを取りつけ、新たに壁紙を貼って一新しようという魂胆。
綿壁。主材料は綿でその中にキラキラ光るもんがはいってる。これが経年で老朽しポロポロ剥離するから困ったもんだ
柔道家とはしょっちゅう電話で話したりしてるんで、なぁ~んとも思ってなかったけど、彼いわく、直にこうして会ったのは6年ぶりになるという。
「へっ? そうなの?」
意外さに眼をパチクリしたけど、ま~ま~、あんがい、そんなもんだろう。
という次第で、石膏ボードを我が宅に運び入れたあと、2人でメシを喰いにいく。
柔道家は、
「な~な~、いま、もう21世紀の21年めじゃ~ないすか、なんか未来って~感じないっすよねぇ」
「ましてウイルスでオタオタさせられて、大昔に戻ったみたい」
おかれた現状に不平を述べるのだった。
そこで当方は、それなり年長者らしく、
「ま~ま~、今は夜明け前と思い給え。永遠にコロナ禍であろうワケはない。ウイズコロナ何てぇ造語でごまかしちゃ~イカン。この先は、明っかるいぞっ」
根拠のない言質でもって、ウィルス騒動後の希望的社会像を提示するんだった。
その明っかる~い社会では、ワクチンは錠剤で年に1度、各家庭に確実に届けられ、飲めば1年効果が持続する。むろん国が支給だ。
よって薬局やらスーパーではマスクや消毒薬売り場が縮小され、チョイっとスッキリしてる。
ほいで例のオリンピックは、これは発祥の地ギリシャに固定され、開催国を決めるというような事から解放され、甲子園やウィンブルドンみたいになっている。財政破綻のギリシャは4年に1度お金がはいるコトになり、4年に1度ホテルやらが大幅値上げでコレはコレであらたな大問題だけど~。
などと妄想半分混ぜつつ、浜寿司の握りを頬張る。しゃべるたびアクリルの防護板がジャマでしかたなかったけど。
で。
買った石膏ボードは玄関内に置き、以後、壁の基礎調整中。剥離ぎみの綿壁に専用液を塗布し、硬化させるという作業をば黙々。
これをやっておかないと石膏ボードで覆っても、内部で剥離が進行し、表層は綺麗っぽいけど、めくっちゃえばヒデブ〜、みたいなアンバランスなので……、ボードの切り貼り&クロス貼りは、まだちょっと先。
しばし玄関先が狭くて不自由なりだけど、しっかたない。