久々に自転車に乗り、久々に中区の中央署に出向く。
自転車に乗るのは実に2カ月ぶり。
中央署は2年ぶり。
「ちゅうぎんまえジャスナイト2021」ではステージ用に電源車を使う。路上駐車となるので、そのための「道路使用許可証」が必要なわけだ。
2通の申請書を2部作り、電源車の検査証や関連資料それぞれ2部をまとめ、窓口に提出。
手数料は2千数百円。
後日、審査されて「許可証」がでるので、また取りに行く。
本イベントのたび、この10数年、毎年繰り返す、いわばルーチン化した仕事。
距離は5.1㎞。往復10.2㎞。
べつだん、たいしたことはない。ないけど、久しく乗っていないので足は嫌がる。
百間川を渡るさいは特に、嫌がる。
橋というのはたいがい坂になっている。登坂時、
「やだよ~、しんどいよ~」
足は、泣いて苦情を申し立てる。
苦情といえば、警察署の窓口係が若い警察官だと、たいがい何かと、こちらの書類に難癖をつける。
受付係としての責任感ゆえか、厳密であろうとし、重箱のスミを突くようにしてモノ申される。
しかし毎年のことゆえ、書類に不備はない。
なのでベテランの、市街での定例イベントの存在に慣れた警察官が窓口対応すると、
「ぁあ、あのコンサートですね~」
スムーズにことが運ぶ。
2年ぶりの窓口は前者と後者の中間くらい。警察官になって既に7~8年という感じか、応対無難。ごくごく事務的にコトが運ぶ。
ともあれ「許可証」は必要ゆえ、警察署に行くのもまた必需。
手続きを終え、自転車を転がし、近場のケンタッキーで4ピース・セットのチキンをば買う。
なんだかこれもルーチン化している。警察署とKFCが、セットになっているわけだ。
昨年はコロナ禍でイベントが出来なかったから、なので2年ぶりのケンタッキー。
ヨタヨタとペダルを廻して帰りの5.1㎞を足が味わい、うっすら汗ばんで帰宅。
即、缶ビール、しゅっぽ~~ん。(正しくは発泡酒だね)
チキンの熱い肉汁に唇と舌が、キャ~キャ~云うのをそれで冷ましつつ、流し込む。
まだ昼前じゃあるけど、かまわん構わん。
両手の指をば脂でベタベタにしつつ、久々のケンタッキー味に、頬がゆるむ。
という次第。
来たる10/2の土曜、中国銀行本店ぎわの道路で電源車が唸ってるのを目撃したら、
「ぁあ~、あのケンタッキーやね……」
と思ってくださって問題なし。
ステージ裏の電源車にもごくごく小さなエピソード有りというハナシ。パブリックなイベントながら、背後ではパーソナルなフライドチキンが沁み沁みしてるって~ハナシ。