本日(20日)は講演というか、トークショー。
とはいえ開演は午後7時だから、日中は空いてる。
その時間をば使って、自宅2階の踊り場の壁紙を剥がしにかかる。
ついさっきまで、その作業をやり、ブライアン・フェリーのライブ・アルバム『ROYAL ALBERT HALL 2020』を聴きながら、これを書く。
アルバートホールでの公演を皮切りにワールド・ツアー予定だったけど、直後、コロナ禍のロックダウン。全ツアー中止となった次第ゆえ、バックミュージシャンたちの救援を目的として、そのホールでのライブをアルバム化したもの。フェリーも既に76歳……、音域が狭まってる。パンチもない。けどそこをバックミュージシャン達がフルにカバー。その後方支援にのっかり、あえて無理せず、自身の細った声域を最大に活かした枯淡な歌唱が魅惑。「草原の枯れゆくさまもまた美しや」とジンワリ沁み込んでくる。
春頃より、コロナ禍でのDIYリフォーム作業をやり、階段を含め1階の諸々なリニューアル作業は終えている。
コロナ騒動がなきゃ、やらなかったであろうDIY。思わぬ副産物。今聴いてるフェリーのアルバムもコロナゆえの副産物……。きっと世界中、そんな By-Product だらけなんだろう。
1階の複数の部屋壁面は、綿壁→剥離→石膏ボード取りつけ→壁紙、というけっこ~大変な進行だった。シロ~ト作業なのでプロの眼でみりゃ、
「ぎゃ~!」
じゃあろうけど、イイのだ。住んでる家を住んでる本人が汗流しつつ、つっつく愉しさも味わった。
2階は、いつでもイイやと思ってたけど、階段部分が新規な匂いをたてると、そのつきあたりである2階踊り場の変色や傷みがヘンに目立ってくる。10年を共に過ごした愛猫がひっかいたキズもあちゃらこちゃら。
日々その新旧が眼にはいるから……、さすが気になる。
なので作業をはじめた次第。2階は、壁紙→剥離→地板調整→壁紙。貼り替えがメイン。
20~30年前に職人さんが貼った壁紙だ。
丁寧な仕事っぷりに感心ながらも、経年劣化がすすみ、やたら、剥がしにくい。
剥がし用のスクレーバーでジワジワ、コツコツ。アリの歩み。
やり始めて直ぐに、
「こりゃ時間、かかるぞ~」
剥がし予定の踊り場4面の壁をば眺め、暗礁に乗り上げた船にのっかってる気分アリアリになるんだけど……、岩礁突破で進めるっきゃ~ない。
2時間強、壁に取り付いて、1つの面の半分くらい。
本日はここまで。
下地の合板が剥き出しになって、数10年前にゃ石膏ボードはまだなかったのね……、時代の流れを感じつつも、剥離中ゆえ、ボロ家な風情極まりない。
まっ、しゃ~ない。
今夜の講演終えたら、しばしこの壁紙剥がしに邁進という次第だな。
さてとそろそろ、着替えて出かけなきゃ。
講演終えたら、BARに直行。
もちろん、た・の・し・く・の・む・ぞ