スィートアリッサムが小さな花をいっぱいつけて、小庭の一画、やや賑やか。
和名では、庭薺と書いて「にわなずな」というらしいが、可憐さと名から来る印象がなんだかマッチしないような気が、しないでもない。
英語のSweet Alyssumも、ピンとこない。
Alyssumのモトの意味は「狂ったのを治す」というようなコトらしく、この花を狂犬病の治療に使っていたので、そんな名がついているそうだけど、スィートとつなげているので、なんだか微妙にヘンテコリンな感じが、これまた……、しないでもない。
けど、そんなことよりも、花の名をおぼえられないのが、いけない。
今はこうしてアリッサムとか書けるけど、ふだん、たいがい、名を思いだせない。近頃はヒトの名すらチョイチョィ忘れる方なんだから、ま~、しかたないけど。
その昔、ディズニーのアニメーションに『101匹わんちゃん大行進』というのがあって、売れない作曲家がかっていたワンちゃんの行動で、ワンちゃんに伴侶、さらに作曲家にも伴侶が出来、さらに99匹もの子犬が一緒に住まうことになるというハッピ~な映画があったけど、99匹もの子犬の名前をおぼえるのは、さぞや大変だろう……、というか、はたしておぼえられるものなのか、かなり疑ッ問~ん。
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今月8日に、庭中央で勝手に育ったセンダンの木を、大幅大胆、枝を切り、葉をカットして、坊主アタマのスッキリみたいな感じに剪定したのだけど……。
6月8日の剪定直後の写真
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昨日撮った写真
剪定してまだ2週間とちょっとというのに、残した枝からワジャワジャ、葉が茂っている。
下の方の枝はいっさいカットしたので、葉はおよそ2メートルを越える高さの所でモジャってる。
そのため一見、涼やかな木陰が出来たような感もあるけど、しかし……、センダンの成長の早さにはホント、おどろく。
自分の頭髪と比較するのもナンだけど、チッとばかし羨ましいというか、
「ワガハイの髪の毛ぇ~も、センダンみたいにスックスク伸びないかなぁ」
有り得ない夢想を浮かせたりも、する。
むろん次の瞬間には、そんな夢見心地を苦々しく思いつつ、あわせてセンダンのおごった葉っぱどもに鋭利な視線をそよがせて、
「いいキになるなよ」
すごんだりもするんだけど、ともあれ、センダンの成長の著しさには、完敗。
7月8月と、さらに伸びちゃうのであろうな……。いっそ、その元気に乾杯だ。