庭に咲いた花々もその旬を終えつつあり、さぁ~これから緑の葉っぱイッパイつけちゃうぞ~、と衣装替えのサイチュ~ 、ですな。
数年前に苗で買ったカリンも、花をつけ、花を終え、また一段大きくなっちゃろ~、と画策中のようで、頼もしい。
鉢植えのカリンは、どう剪定してよいのか今ひとつ判らないので、放ったらかしなんだけど、スコスコ~ンと育っているらしきアンバイなので、ま~、剪定とかいう人為はアト廻しでいい。
レモンも数年前に植え、これは地植えゆえ、越冬時にビニールをかけて過ごさせた。
それで葉は落ちない。しかし……、春になっての勢いがさほど感じられない。
やはり過保護か? 冬期に葉を落とすのが普通なのか?
サジ加減がわからない。
2月の末頃にいささか乱暴に掘り返して移植させたナンテンとアオキは、新芽がふいている。
負けてたまるかぁ、といった根性が感じられもして頼もしく、嬉しくもある。
一方で、センダン……。
圧倒的成長力で枝葉を伸ばし、わずか数年で小庭のキングめいた存在となりつつあったんで、ヤヤおそれをなし、昨年晩秋に極度な剪定をした。
それゆえに……、葉も芽も何も出てこない。
「やはり、刈り上げ過ぎたか?」
申し訳ないような気がしないでもなく、毎日、こっそり幹に触れ、まだ出てこないなぁ……、と安否をあんじてる。
たぶん、どこかの時点で芽が吹きでて新たな枝をつくるべく葉が生じるだろうと期待しているにはいるけど、さ~、どうなるかしらん?
今はトーテムポールのようなアンバイで突っ立ってる。
温かくなると、陽がかげる頃会いから暗くなるまで、かなりの量のユスリカが発生する。
刺しもせず、ただもう群れて舞うだけなのだけど、玄関先界隈で群れるので困る。
サッとドアをしめないと、室内に入ってこようともするオジャマ虫。
庭池が元凶かと観察してみるに、どうもそうでない。
流れの悪い道路脇の溝が発生源のよう、思われる。
汚水にくわえ、砂埃が堆積し、定期的に溝掃除をやらないと粘土状になってワヤになる。
それでユスリカ退治用の発泡剤を買って処方したんだけど、効果がみられない。
薬剤メーカーのホームページなどで情報をたぐると、ユスリカの幼虫は植物がたくさん植わった場所からも発生するらしい。
夜露に濡れた葉っぱに産卵したりもする、らしい。
う~ん。
そうであるなら、ヤヤおてあげ。
せいぜい風のない日にフマキラーを空中散布して、その場しのぎする程度か。
ユスリカはおよそ2~3週間、汚水やら濡れた葉っぱなどで幼虫期を過ごす。サナギになって2日め頃に成虫化し、灯りの周辺で舞うこと1週間ほどで死ぬ。
しかし、群舞するユスリカは口や消化器がなく、何も食べられないそうだ。
その1週間、飲まず喰わずのまま、ただ交尾の機会を待って……、果てる。
ユスリカは9割以上がオスで、メスは極く極く少ないらしい。100匹の群舞の中にメスは3〜5匹いるかいないか……、という状況らしい。
交尾できたオスは宝くじの1等をあてた超ラッキーマン。
残りのオスは食事の快感も知らず、交尾による悦美(あるんかな?)も知らずに生涯を終える。
奇妙といえば奇妙。気の毒な生態ともみえる。
当方、ユスリカに生まれなくてホントによかったとヒシヒシ、思う。
なので……、あんまり邪険に扱わない方がいいのかな。そんな優しい気分もわく。
けどま~、夕刻時、うっとうしいコトに変わりない。