ひょんなアンバイで、我が宅に迎えに来てもらった上で、ミュージシャンのDATE氏と吞む。
いまむら・プチパイン・ウルガとハシゴしつつアレコレ話し、けっこ~な充実。

翡翠蘭かな? プチパインにて
かたや音楽、かたや模型と、生息地は違うけど、なんぞ表現しようとするトコロの呼吸は同じ。
広大かつ深い海が意識され、あれこれ学ばされた。
速効で学習成果が出るワケはないけど、たぶんやがて潤滑油みたいにジワジワと、会話の中の諸々が、当方の関節やら骨の部位に効果が出て来そうな予感があって、なんだかニッコリ、温ったまるような心地あり。
帰りのタクシー内で『攻殻機動隊』の主人公のそばにいるトグサやバトー達脇役を、「あれは7人の侍でしょう」とDATE氏が指摘。
「あっ」
チョイと息をのまされた。
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先日、Eっちゃんから絵ハガキが届いた。
フラリと高知へ出向き、高知県立美術館で開催中の「ビアズリー展」に足を向けたご様子。さすがボヘミアン・ギャル。
同館のミュージアム・ショップで絵ハガキを見つけ、ニヤリと笑って当方宅に送った……、らしい。
ありがたや~~。嬉しいなぁ。

一見、何だか判らない図柄。
立版古(組立紙模型)の一種かとEっちゃんは思ったに違いない。良い着眼だ。
作者名は、一登斎(歌川)芳綱と記され、タイトルは「5月幟」とある。
はは~ん、なるほど判りました。
ノボリだ。5月節句の「絵のぼり」だ。「紙のぼり」ともいう。
布を使った屋外用の大きなノボリを買えない江戸期の庶民は、このような木版画の小さな卓上ノボリでもって端午の節句を祝ったんだ。
ハサミで切ってノリで貼って、自分で作るワケです。

北斎が描いた「五月の景」。ノボリの上に鯉がいますでしょ。ユトリのある大店や商家はこういったノボリ立てて節句を祝うんだ。

「東都歳事記」に載る「端午市井図」。
怖そうな人物絵は、元気で強い男の子にな~れ、という願いを込めて、虎退治の加藤清正だったり、やはり虎退治、「水滸伝」に出てくる武松(ぶしょう)だったりする。
江戸時代末期から明治にかけて、これら武勇の人物とは逆に虎の方が強さの象徴となってって、今に通じる「張り子の虎」が勢力を伸ばしていく。刀の時代でなくなったという文化転移が反映している。
原画を描いた芳綱は、歌川国芳の門人で、同期には芳藤やら芳虎がいてヤヤコシイけど、役者絵みたいな雰囲気で、大酒吞んでる自分のお腹具合を滑稽に描いた作品なんぞもある。生年も没年も不明だけど、イマジネーションよく働く画力抜群のヒトのようじゃ~あるね。


当時の卓上絵のぼりは組立説明書なんぞはない。
せっかくだから作ってみよう。
ハガキを切るワケにもいかんので、コピーし、Macで少し拡大。竹ひご1本使用。

卓袱台や簞笥の上に飾るミニ・サイズだけど、これは鯉のぼりの原型なのですよ。
いやぁ、イイもん送ってくれたにゃ~。感謝。
