光陰矢の如し
と、初めて云ったのは、1300年前の大昔、唐の時代の詩人、李益(リ・エキ)という人物が有力らしいけど、時間とヒトの組み合わせを実にうまく顕したもんだ……。
2025年も終わり。アッという間に1年が過ぎた感が濃厚。
年齢を重ねると、この感覚が濃くなる。チッと侘しくもあるけどシャ~ない。
おそらくリ・エキさんも、時間と年齢の加速関係に気づき、上記の言葉を刻んだと思う。自身の哀切の情はからめず、嘆くでなく、あえて淡々に「矢の如し」とだけ。
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今年ファイナルのライブは、城下プチパインでのDATE SOLO。
岡山在住のプロフェッショナル・ギタリスト Fuminori Dateの単独ライブ。

ずいぶんと近しく接し、とはいえ、「おかやまマラソン」のオープニング・アクトも努める彼のライブ活動を全て追っているワケでもないのだけど、そのオリジナル曲、アンビエントなメロデイとそれを奏でる演奏力と真摯な態度に敬服して、久しい。
声音は小さいが音楽へのアプローチはでっかく、呼吸に自然体な音楽が滲んでいて素晴らしい……、と当方は勝手に思い決めている。
身近に、彼と、彼の曲があるのを悦びとして、久しい。
12/28の午後、プチパインでの素晴らしい環境での演奏は、我が2025年を締めくくるナマなミュージックとして、すこぶるヨロシく、待望というか、これで決まりだ~、というか、締めの場所、括りの音楽として当方には、「忘年」と「望年」を濃く意識させられる次第でもあった。
後半部は多彩なゲストが入り、ギター奏者の先生としての側面が強調されて、当方が思っていたソロ・ライブとは違うカタチとなって意表をつかれ、「ありゃま」と、単独でないのを密かに残念に感じもした。どっぷりDATE MUSICに浸かりたかったワケで……。

数年前にプチパインにDateを連れてったのは当方ながら、プチパイン・オーナーと彼が東京の同じ学校の同窓というコトが判明してご両者大いに語らい、当方は密かに黙々、嫉妬を憶えないでもなかったが、そんなこた~、どうでもイイ。愛する場所にDate Soundが満ちるのが断固すばらしく嬉しくってたまんない。
年末に近くなった頃合いで、当方は、やたらゲイリー・ニューマンを聴いていて、DATE SOLOとGARY NUMANに共通するモノって何だろ?
ほぼまったくベクトルが違う両者だから、立ち止まってチョット考えるようなトコロもなくはないけど、奇妙な程に浸透してくるというトコロで一致をみる。

深く考えるコトはない。それぞれの波長が当方に浸透し、シミシミ良性の効果を発揮してくれるんだから、それで、イイのだ。
前半部でのDATEのアンビエント・インストゥルメンタルに身を浸し、プチパインの広い窓の光景を凝視するでなく、真正面に岡山駅を置いた桃太郎大通りを路面電車がユルユル向かってきたり去っていくのを背景画として眼に映してるうちに、ちょっとした忘我が訪れ、
「フフフっ」
心地良い気分に蚕食されてった。
例えるならモスラが東京タワーに糸をからませ繭を造ってその中に納まっていくような安堵と、孵化から羽化へと次なる転換への飛翔感と……、そこに「望年」をからませて、四肢を伸び伸びさせたのだった。

Nobuya Kuyama's Wonderful Scratch Build Model
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ライブ後、早めに帰宅した直後、近所に住まうS氏が来訪。
クリスマス前に休暇をとってイタリア方面に夫妻で出向いたそうで、小さな土産を持ってきてくれた。
ローマで買ったかバルセロナのサグラダ・ファミリア界隈で買ったかは聞き逃したけど、チョコの中にコーヒーが入ってる、ヘタにかみ砕くとコーヒーが飛び出るから気をつけてねぇ、とのコト。
ありがたや〜。気をつけて食べちゃおう。

たまさか我が宅のイタリア車は、数週前に修理したばかりなのに、やや急斜なカーブを曲がるたびに警告音がピッ、ピッ。やがてまたぞろ、「ミッションに不具合有り・要点検」のでっかい警告表示が出て……、あらまぁ。
年末ゆえ、これは年越しだわさ。1月になってから車屋さんにヘルプを願おうという次第で、「気をつけて」とかとは縁遠いけども、ま~ま~、妙チキにイタリアつながりでヤヤ苦笑なり。
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KOHEI君が毎年創っては懇意なBARに配ってる干支置物。馬だねぇ。
2026年には良きコトの方が多いのを強く望みまして本年のブログは、これにて。
来たる年もよろしくおつきあい、ください。