馴染んだメンバーにて四国に向かう。1人は療養中。急遽な仕事が入って1人がドタキャン。なので4名のミニ・ツアー。
目的は香川と徳島2県のうどん。基本は軽度な「うどんツアー」。
通常は香川県にて讃岐うどんの店を数店巡るというコトになろうけど、徳島には鳴門うどんというのがある。生卵のっけた徳島ラーメンの高名さに隠れ気味ながら、「鳴ちゅるうどん」の別称をまとい、ご当地料理としてしっかり存在する。
ならば、食べ比べようという小さな旅。
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まずは讃岐。毎度行く坂出の「麵や」には寄らず、別店をめざす。
同行のKosakaちゃん推挙の店に行く。
出向いたのは連休の最終日。日程が決まった後日にMO:GLAでの旧知ミュージシャン達のライブ情報が入ったけど、ザンネン身は1つ。
朝9時前ながらヒト多し。


当方は「麵や」同様に大きなアゲをトッピング。
でっかい上に肉厚。とろけるような甘味。

うどん350円。アゲ140円。ネギと天かすは無料、好みでのっける。
コシがあってムッチリ、豊満の中枢から立ち上がる弾力ある歯ごたえの麵。
いりこダシとの相性バッチリ。

「ぁあ~、香川だにゃ~」
って感触が一気上昇。ご当地が意識され、口だけじゃなく全身が喜んで、ニッコリ笑う。

Kosakaちゃんは中をオーダーしたが、この店「つよ志」で大を注文すると、眼を疑うドカ盛りなうどんになるので要注意。でも他のテーブルの若者達はそれにチャレンジして、
「わっ!」
感歎めいた声あげ、次いで声を失って黙々啜る。私は小をオーダーしたけど、それでも、いつもの「麵や」の1.5倍近くの量だったよう思う。けど旨いからアッという間の完食。讃岐うどんは量のコトより、やはり旨く啜れる滋味の巧妙がピカピカなのだった。
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途中、幾つか道の駅に立ち寄りつつ、ジワジワと徳島へ。
終日の良い天候。あちゃこちゃで彼岸花の赤が目立つ。
ちょうど昼時に鳴門市に到着。
舩本うどんに入る。

同地ではポピュラーな鳴門うどんの店。舩本はフナモトと読む。
その日に用意したうどん玉がなくなると、クローズになるのは香川と同じ。なのでお昼の12時半でも玉切れになると暖簾が降ろされる。
幸い、我ら4人分の玉あり。
鳴門うどんは4人とも初めて。讃岐とはかなり違う。

うどんは刻みアゲとネギ付きで390円。トッピングの竹輪120円。良い好い。
うどんはあくまでうどんながら、香川のコシある太麺とは別物。不揃いの上にとても短くカットされている。箸で摘まむよりレンゲですくう方がヨロシイような。

な~るほど、それで「ちゅるちゅる啜りやすい」という意味での『鳴ちゅるうどん』か……、と納得させられるが、意外に歯ごたえあって旨く、讃岐同様、アッという間に食べちゃって、お汁もチュルチュル御馳走さまでした。
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鳴門うどん初体験後、そこから4Kmほどの場所、吉野川河口にほど近い徳島県立阿波十郎兵衛屋敷に寄る。

阿波人形浄瑠璃の拠点中の拠点。
学芸員さんの丁寧な解説に耳を傾ける。
数日後から来年4月まで施設改修で長期休館になるという。良いタイミングだった。

江戸時代からの歴史と明治期での衰退とその後の興隆など、地域文化の醍醐味を眼と耳で味わった。
わけても明治時代の衰退と、同じ明治期での発奮、アクセルが踏まれ、独自性も付加し、大坂や淡路のそれとは異なる人形と出し物が編まれ、衰退から一転、復活し、もう一度根をはって定着していった様相に良質な文化存続のワクワク気分を味わう。

1つの人形に3人のヒトを要する人形劇。
人形5体の芝居となると、15人となる。
主役は床本を読み謡う太夫と相方の三味線弾き。大勢での息ぴったりシンクロナイズ。


大坂での文楽とは違うカタチで地域に根をはった経緯など興味深い。

休憩中の人形彫師さん

お孫さんか? 当方に人形のダイナミックさを実演して見せてくれた。頭部にツノが出て顎が裂ける細工がチャーミングだったが、動きを見せてくれたこの子がイチバンにチャーミングで、当方にとっては旅のハイライトとなりにけり。
いずれ将来、人形を扱うヒトになるか。継承としての「文化」を感じさせられ、そこがとても大事と意識させられた。

館内売店で資料本を1冊購入。
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移動し、鳴門大橋へ。
4人とも出向く直前まで知らなかったが、直前に知った……。 鳴門の大渦を、今はほぼ真上、45mの高みから見下ろせるというコトを。

大塚国際美術館の直ぐ近く、上の写真の展望台からおよそ1000m強、橋の白いアーチに向け歩くコトになったが、ガンバッて徒歩し、入場料510円支払い、でっかい橋の下側、高速道を駆ける車の音と振動を感じつつ、海の上を進んだ。

当方、高所は苦手ながら、なかなかの展望に、「あらま~」と驚いた。

左右の壁の大部分は金網なので、海風が直にあたって心地よく、けど一方、海の真上を意識させるべく床がガラスの部分が随所にあって、足を竦ませる次第が継続するという……、メッタに味わえないスリルというか、この場所ゆえの経験をば身に沁ませた。






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香川まで戻った頃には日が暮れている。屋島近隣にて夕飯。
飛び込みで入った店は「魚ばあさんの食堂 おくどさん」という名だったが、ものすごい活気でメンくらった。

大勢の女性スタッフがそれぞれの調理を担い、元気良い声を上げ続ける。さらに大勢の客が調理された品々受け取っては順次に進んで席につく。
『ブレードランナー』や士郎正宗が『攻殻機動隊』で描いた、アジア的熱気の逞しい喧噪と活気。そのリアル・シーンが凝縮したようなアンバイが、グッドGood。
客は常に列なして絶え間ないけど、不思議なくらいお席がすぐに空き、テーブル待ちするコトなし。

セルフで好みのモノをみつくろい、魚はその場で炭焼きされ、卵がらみの料理はその場で具と合わされ煮やされたり焼かれたりし、旨い匂いが立ち続ける。
しかもこの日はオール30%引きというサービス・デーだったようで、当方がチョイスした肉ジャガ・サバ・タコ・味噌汁・ご飯(小を頼んでも茶碗の上に盛り上げられるのを見て、当方はその1/4を炊飯担当の女性スタッフに願う)で、1131円。

ありがたい価格に破顔しつつ、完全に骨を抜いて炭焼きされたサバが旨いのなんの。タコが旨いのなんの……。

4人、それぞれの好みで選んだ諸々を美味しくいただく。小鉢の類いは目移りするばかり豊富で、初めてだったので取っていいのかどうか判らず少量にとどめてしまったが、4人ともこの店のノウハウ掴んだので、機会あらば、また行きたいと見解一致。
という次第で、うどんツアーは愉しい展開で開花し、終日、満足でした。

徳島の道の駅「くるくるなると」で自分用の土産として買った二品





































































































