晴天が続いた後に台風による長雨。その後の晴天……。
昨年にテッテ~して刈り込んだがゆえ枯れたかしら? と、そう訝しんだ小庭中央のセンダンは、日差しに次いで雨のシャワーを浴びるまま、新芽がグングン伸びている。
つい10日ほど前はピカピカ小学1年生だったのが、アッという間に高校3年みたいな急伸。
頼もしい。
↑ 今年の2月頃
↑ 6/4の午後の写真
放置すると身の丈30メートルの巨木となるセンダンという樹木の、その逞しさには自然の摂理だけじゃ~なくって、成長への意気込みというか、意識みたいなもんも感じられる。
ま~、センダンだけじゃ~なくって、小庭に植わった皆さん全員がそうなのじゃ~あるけど、春から夏へのうつろいに正直に反応して枝葉を伸ばす、その逞しさが、す・ば・ら・し・い。
が、とはいえ、その逞しさというのは、どういうモンなのだろう?
雑草の2文字で括られる数多の草々も、踏まれ蹴散らかされても直ぐに生え茂って地表を覆う。
植物という存在の根底には、忍耐とか努力とかいった性質の強靱な精神性みたいなモンが、あるんだろうか?
そのあたり、ヒトの尺度じゃ……、計れない。
そこが、ヒトの眼にはオモシロイわけだ。
その昔、リドリー・スコット監督の『エイリアン』が公開され、封切り日に映画館に出向いて暗がりの中でハラハラドキドキさせられて、「ア~、怖かったぁ、面白かったぁ」だったワケだけど、怖さの内の半分は、エイリアンの成長速度だったのね……、と今頃に気づかされた。
だってそうでしょ。誰かさんのお腹を突き破って出て来て数時間後には、早やも~、ヒトよりでっかいんだから、そりゃ~怖いがなっ。
そいつが金属をも溶かす超強酸性のヨダレたらしてヒトに寄ってくるんだから、キャ~! なのだったねぇ。
幸いかな、小庭の植物たちは成長が早いといってもエイリアンほどじゃ~ない。おぞましいヨダレもない。
ただ、近年、野生化したバラが小庭のアチャコチャで生え出てくるのが、気にいらん。
迂闊に触れて、小さなトゲが大きな痛みをプレゼントしてくれるのが、好かん。
と云うか、怖い。
コンクリートの狭間からニョッキリのバラ
こちらでもニョッキリ
バラと気づけば直ぐにひっこ抜いちゃ~いるけど、バラの根ってシブトイんだわさ。引き抜いて数日後にはもう、土中に残ってた根から新たなのを地表に出してくる……。
その強靱さがバラの「バラ色の人生」そのものなんだろうけど、ヤ・ッ・カ・イなり。(除草剤は好きでないので使わないんだ)
まったく関係ないけど、バラという語感つながりで……、映像1つ。
なんだか今とは違うノリの1966年の1シ~ン。西ベルリンのバンド「レインボウズ」の『My Baby Balla Balla』。
翌67年には日本でも大ヒットで中学生の私もシングル買ったなぁ。けど、youtubeで当時の映像をこたび初めて観て……、チョイとガックリしないワケでもなかった。