年の瀬、福山の友人より、
「鹿児島へ行き、薩摩酒蔵を見学し、焼酎3本、そっちに送った。受け取るべし」
とのメール連絡。
そりゃ~嬉しいなぁ。一升瓶3本分の場所を確保しておこう……、ウキウキ待ってたら、届いた。
確かに……、3本。
が、同時梱包の鹿児島の珍味の方が、でかい。
ミニ・ボトルに面喰らい、唖然とし、次いで、呵々大笑。
即座に福山に電話したら、
「あんたが笑うだろうと予測しとったんよ」
とのコトで、
「騙されたぁ~」
また2人して大笑い。
新聞の折り込み広告で知った二泊三日ツアーに申し込み、ヒズ・マザ~と参加したそうで、日程に薩摩酒蔵の工場見学があったとのコト。
旅行支援のおかげでツアーは40%OFF、さらに鹿児島県を旅した人には1人あたり4000円が支給されるとのコト。親子で1日8000円もらえるんだから、そりゃ~嬉しいわいな。
「ならばやはり、余剰のお金で、一升瓶3本送って欲しかったにゃ~」
と申せば、福山の住人、
「それじゃ~、チィ~ともおもしろ~ないがねぇ」
あくまでも主旋律はギャグだと突っぱねる。
声高々に笑えた、いい年末だった。
○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●
年明け。
元旦2日め、某所での新年会の前に岡山神社へ詣でる。
今回より、ポケットの中の1円や5円や10円玉を賽銭箱に投げるのを、やめた。
原因は、昨年5月頃より金融機関での硬貨両替に手数料がかかるようになったコト。
たとえば1円玉を550ケ、すなわち550円分を100円硬貨と50円硬貨に換えるには、手数料550円が要る(りそな銀行は660円要る)。
「えっ!」
って~なオドロキだ。
神社の収入源はお賽銭(参拝収入という)がイチバンゆえ、その賽銭を銀行で両替たり貯金する場合、硬貨枚数が増えれば増える程に手数料がかさむ。硬貨の額面に関わらず数に対して手数料を徴収する仕組み。
100円玉ならまだしも、1円、5円、10円玉の賽銭では逆に神社が大損するという、シュ~ルなハチャメチャなのだった。
(りそな銀行を例にすると1500ケの1円玉を100円硬貨15枚に替えてもらうには1980円の手数料が発生し、480円の損になる)
我々と神社を結ぶハズの「浄財」たる賽銭が、金融業者さんの「儲け」に転じてるワケで、金融機関はサービス業というジャンルにあるべきカタチだったけど、2022年より、容赦ない「取り立て屋」みたいなモノになりさがってるんで……、それでま~、1円や5円や10円玉を賽銭箱に入れたら神社が困るというヘンテコリンを避けたワケだ。
なので100円玉を複数投入し、パンパンと手をうったが、10円玉、5円玉、1円が哀れで、かつ神社さんが気の毒で……、気分スッキリじゃ~ないね。
ちなみに当方、上写真の拝殿に向けての長蛇には加わらない。本殿後ろの天満宮に参ってお賽銭をば投じる。
明治の亜公園と密接に関係している末社ゆえ、我が方にとってはここが要め。
詣でる方が少ないので、年始時にはそれもバッチグ〜。
○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●-○●
初夢ではなかったけども、ヘンテコな夢を見たよ。
12月のこのブログで山姥(ヤマンバ)のことを書いたのが影響したらしい。
夢の中、自分がヤマンバになっていて、当然に山中に住まってるワケだ。
山中の庵やその庭先が夢とは思えないほどリアル。葉を失った冬の柿の木の枝先にカラスが突っついたアトがある柿がやや黒く変色して複数ぶらさがっているあたり……、やたら克明。
けど童話と違い、我がヤマンバの室内にはソファがあり、そのソファの下に秘密の階段があって、降りるとパソコンなんぞがあるんだからナウ~じゃないか。
たぶんこれは『鉄人28号』の正太郎君の部屋がモデルらしきなのだけど、正太郎君の環境と大違いなのはWi-Fi環境になってるコト、だね。
それゆえ密かな庵であるハズなのに電柱があり、電線で街とつながっている。これが景観を台無しにしてるんだけど、しかたない。
で、そのパソコンの画面で牛かたの位置情報を得てるんだ。
ハナっから、彼を敵視し、やっつけてやろうと思ってるワケだ。
この時点で、既に我が住処の周辺には落とし穴が幾つかある。
中には竹槍が仕込んであって、落っこちたらブスッといくよう仕掛けてある。
やがて、我が住処に彼が接近してくるのが判る。パソコン画面がレーダーみたいな描写になっていて、白い点がジワジワ接近してくるワケだ。
すると急に、鋭い竹の先が刺さったら牛かたはケガをするだろうと思い返し、さてそうなると、いても立ってもおられず、外に出て落とし穴の草をよけ、竹の槍をひっこ抜いて、一応の安全確保をするんだった。
肉体的痛苦をあたえるよりも、落とし穴に落ちたブザマを笑ってやろうと、いわば羞恥責めに気分を転じたワケだわい。
童心社『うしかた と やまんば』 坪田譲治 脚本/やべみつのり 絵 より
ほいで、その作業が済んだ頃会いに牛かたが来た。
牛かたはコチラに気づいて、「ぁっ」と声をもらして気まずそうにする。
見ると、背中にストローの束を背負ってる。
それも曲がるタイプ。
瞬時に、それらストローズの径が違うのも判った。つないで長く伸ばすつもりなのだ……。
我が粕汁をそれで吸うつもりで彼がやって来たのは明白。
むしょうに腹がたつ。竹槍のコトを配慮した自分がなさけなくてイケナイ。
殴ってやろうと近寄ると、牛かたは藪の中へ逃げる。
そうこうする内、牛かたが見えなくなる。
はは~ん、屋根に登ったな……、と感じるが、どうしようもない。
せっかくの粕汁(甘酒にあらず)をまた盗られるのかと不安の焦燥がつのる。
そこで考え、躊躇のあげく、粕汁の鍋にオシッコをした。
どうだ、これでもう吸えないだろう。
哄笑した。
したけど、オシッコが停まらない。ゾクゾクっともし、
「?!」
おかしいぞ……、と思って眼をさました。
あやうく、オネショするトコロだった。
以上、ホントにみた夢のハナシ。
むろん、すぐに起き上がり、トイレに駆けたのは云うまでもない。
こんな「シッコ〜猶予ドリーム」でスタートの2023年であります。