こたびの台風10号にはナンギしてますなぁ。
天気予報も翻弄されっぱなしで、予報じゃなく後追い情報っぽい押しやられっぷり。それだけを頼りにしてるコチラもアレヨあれよと振り廻された。
けども今回の台風の降るまいで、台風が王様なのじゃ~なくって、気象という大きな動きの中の1つのコマでしかないことも判って、ベンキョウにはなっているな。
台風は低気圧の回転する大がかりな渦だけど、自分で動き廻ることは出来ず、自立しているのだけど足を持っていなくて、周辺の季節風だの偏西風の影響によって動かされているという事実に、
「あらま~」
そういう仕組みになってんだぁ、台風もヒトの人生がごとく流されてるんだぁ……。
いささかキョトンとさせられた。
ニンゲンがもたらした温暖化というか熱帯化が海水温を上げているのが原因だから、国を動かしている指導者たちはキョトンとしてちゃ~いけないんだけど……。この先もこんな台風がシュツライしては我々を翻弄するんだろう、な。
●●_______●●________●●_______●●
ここ数年、模型誌には眼もくれず買ったコトもなかったのだけど、過日、台風到来の前、東京の友人より、
「モデグラ今月号が良い特集組んでますぞ」
と教えてもらったので、翌日に原尾島ハピータウン内の宮脇書店に行ったら、ホビージャパン系列の本は山と置いてあり、発行部数少なきモデルアート誌もあるんだけど、なぜかモデル・グラフィックス誌だけない。
若い店員さんに聴くと、
「当支店ではモデグラの今月号は取り扱っていません」
とのこと。
で、
「取り寄せは可能ですが、4~5日かかります、出来たら定期購買など如何でしょう?」
丁寧にモノ申されるのだった。
他の書店を廻るホドでもないんで、帰宅後にamazonを見ると、あらま~、今月号はベストセラー第1位ではないか……。
ちゅ~ワケでamzonの発注ボタンを押すと、翌日の昼にもう届いてる。
送料なしで、こうも早く来るんだから、町の本屋さんはホントに大変なことになってるなぁ……、仕入れ時点での判断含め、前途多難ですわいね。
本が売れないんじゃなく、店頭に何を並べ置くか、本屋というカタチがシンドイわけだ。
●●_______●●________●●_______●●
かつてキャラクター系模型の世界でいきてた頃は、自分が時に執筆するコトもあったから、買わずともホビージャパンとモデルグラフィックスとモデルカーズは毎号が贈呈のカタチで届いていたのだけど、もうそれから久しい。 そのぬるい依存関係にある種もたれてもいたけど、そこから離れて久しくなると、おかしなコトに離れたことでより模型は愉しいモノになった。
久々のモデルグラフィックスは、効果的写真と大量の文が詰め込まれ、いかにも専門情報誌という体だけど、そのために活字が実に小さくって……、これはこれでナンギもの。
虫眼鏡だして誌面を眺めなきゃ~、よ・め・な・い。
ドドっと疲れる。
当方のメダマの劣化ゆえの難渋なんだけど、ま~、いいさ。
「良い作例が載ってたなぁ」
今回はその特集ゆえに触手が動いただけのこと。
でも、amzonで買うよりホントは本屋で買いたかった次第なり。
本屋さんって、宝島か、アリババが40人の盗賊の隠し部屋で見つけた宝の山がごとくで、すごく好きな場所なんだ。
本そのものが1にも2にも要めなんだけど、その置き場としての本屋っていうカタチがね、本の魅惑を昂ぶらせるんだわいねぇ。本屋というのは「宝石箱」なんだ。
amazonは便利な「打ち出の小槌」みたいじゃあるし、じっさい重宝なんだけど、「宝石箱」にはなれないんだ、な。お気の毒。
眼ある台風のホントは不動と最初に書いたけど、現在の本屋はなんか近似な感じも、あり。
amazonという名の大きな物流の偏西風だか偏東風に押されに押されてヨタヨタさせられ、地域から浮き上がって屋根をももぎ取られそうなんだから、やはりコチラもお気の毒。