JOURNEY TO THE MOON


ポップアップ・ブック。
「JOURNEY TO THE MOON」。
祝いの印にと、とある女性から贈られたのだけども、先方はこちらの嗜好を良〜くご存知のようで、包みを開いた途端に、
「ウフフフ」
頬がゆるんでしまうのでありました。
"月旅行"というタイトルだけで嬉しくなっちゃうワケで、それがページをめくれば各ページが立体に開くという”仕掛け本”であるなら、尚いっそうに嬉しくなってしまうのでした。
近頃のポップアップはとても大胆かつ精緻になっているから、ページを開くには恐る恐るに用心しつつというアンバイで、あんまりお気軽なモノではなくなってしまって、そこがやや残念だけども、卓上で展開させて、しばらくホホ〜ッと見蕩れることは出来る。
贈られた「JOURNEY TO THE MOON」もその通りで、それぞれのページにこれでもかというホドのアイデアと工作が込められているから、ソ〜ッと開いて、ソ〜ッと組み立て、またソ〜ッと上手に閉じる… みたいな、本の側にこちらがすり寄らねばならないという本末転倒な感じを背筋で味わうコトとなるも、
「まっ、これはこれでイイじゃんか〜」
なのでございます。

当然ながら、
「おほ〜、こういった表現もあるんか〜」
な驚きが各ページにあるから、しばしは眼が親和されちゃうのでありました。
そして、もしもボクが小さな出版社を営むものであるなら、かのヴェルヌのオリジナル版に載せられていた木版画の数々をポップアップに仕立て直したブックを出しても良いな〜… 砲弾型ロケットや人物たちをどのように配置すれば最大限の立体効果が得られるものかしら… と少年のように夢想するのでありました。
あっ! いや、待てよ…
少年はそんなコトを夢想したりはしないよな〜。