足攣りバス

帰宅中にバスの中で、左足のふくらはぎが攣った。
ま〜、痛いのナンの。
バスは慣習として同じ席に座るけど、宇野バスの場合、その席がやや広いのとやや狭いの2種があって、たまたまその時は狭い方だ。
膝が手前の席にあたって居心地がとても悪い上に、足攣りだ…。
身をよじらせ、シューズを脱いで片足をあげたりさげたり、片足のみアグラをかくような按配で他方の足にのっけ、足首を伸ばしたり縮めたりして緩和に務めるも、不自由な姿勢、狭いシート…、よろしくない。



※ これは広い方。狭い方はエコノミークラス症候群を招きそうなホド不自由。


なので、いつもなら退屈の30分の乗車時間が、1人ジタバタしてる内、あっという間に過ぎちゃった。
下車。
自宅門前まで3分のところを脂汗浮かせつつ、トホトホ5分ほどかけ、ウチに転がり込むよう入って、居間でストレッチ。
短時間での過度のアルコール摂取と運動不足と水分補給怠りの3要素が見事にからんでの足攣りだったんだろうけど、あんまり経験したか〜ナイね。



大事なご友人が、ピーター・オトゥールの『チップス先生さようなら』を観たいというので買い、同時次いでと、オトゥール主演のDVD『ロード・ジム』も買う。
『闇の奥』のコンラッドが原作だし、前々から観たいとも思っていたので、良い機会。
例によって速攻で観られないけど、手元にあればいつでも…、という次第。
はじめて彼の映画をみたのは、『アラビアのロレンス』じゃなくって、1966年作の『天地創造』での天使役だったかな…、中学校の時だ。体育館に生徒全員が着座して見せられた。
で、あの青い眼の透明さにはずいぶんビックリしたもんだ。それが天使という役(ソドムの町の頽廃を検分にくる)にピッタリで、いっそ畏怖めいた戦慄すらおぼえ、ちょっと人間に見えなかった。ま〜、天使だからな…。
文部省指定の優良作というコトで体育館鑑賞だったんかな? オトゥールの青い眼以外、印象がない。



そういう天使が足攣りバスに乗り合わせていて、ちょいと足に触ってくれてスィ〜〜ッと痛みが引いていく…、なんて〜目にはあわないね、残念。
ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』では、なるほど天使はヒトに寄り添ってはいるけれど何も関与は出来ず、ただヒトの痛みに共感するばかりで、結果、天使自身が勝手に疲弊してるって構図で、ヒトと天使の物理法則的な乖離をおぼえたもんだけど、しかしバスの窓から外を眺めるに、たとえば岡山駅前とかの歩道を天使のような少女やお姉さんやおばさんが歩いていたりもして、眼はどうしてもそれを追うね〜。



疲弊で思うけど…、翁長雄志沖縄県知事はとても残念だった。
地方自治とは何か。民主主義とは何か。その事を一身に背負い、その矢面に立っての奮闘が彼を疲れさせてもいたろう。
闘病しつつ最後まで職務についた知事の廻りには多数の天使らが寄り添い、共鳴した無念を抱えて悶々とし、何も出来ないままにただただ肩を落とし、うなだれたはずと思いたい。
一神教の神さんの使徒だから、天使もまた選民主義…、そこに知事も選ばれたであろうという前提で。
チップス先生が惜しまれつつ退場したように、知事もまた…。



で、お盆。しっかり仏教…。
天使じゃなく、坊さんが間もなくやって来るんで、華宵庵の本店で和菓子を数個。
あとは、悪癖じゃ〜ないけど、習癖として、お布施なんぞを包んで…、南無阿弥陀ぁ〜ぶつぶつぶつ。