フレームが折れてジ・エンド

ここ数年乗り続けていた小径自転車GIZA-tour leader18-の乗り心地が数日前フイに悪くなった。
なんか後輪がふらつくのだ。
ヨタヨタするって感じ・・。
タイヤかチューブに異変があるのかと調べたが、おかしくはない。後輪はつい2週ほど前にパンクして、タイヤもチューブも交換したばかり。そのさいの取付けがヨロシクなかったかなとも思って、ナットの締めつけもふくめて調べて見たが異常なし。
では、なんなのだ、このふらつきは・・。
降車してタバコに火をつけ、一服吸い込みながら、ジ〜〜〜ッと愛車を見てたら、
「ありゃま〜〜〜ん!」
後輪を左右から支えるフレームの片側が、折れてるじゃないか。
こりゃ、ふらつく筈だ。
ボディが骨折してるワケで、これでは走れない。乗れない。危ない〜〜。
というワケで5年と半年にわたって愛車として晴天・雨天にかかわらずに奮闘の"我が足"は引退するコトとなった次第。
しかも、もう乗れない。自転車としての命運が尽きちゃったワケだ。
なにしろフレームが骨折したんだから、ネ。手の打ちようがない。自然治癒しないし、再溶接するには強度が問題の箇所でもある。
自慢するワケじゃないが、自転車は9台持っている。ママちゃりも含めると11台ある。
そんなに持っているのに、乗ってたのはこのフレーム折れちゃったの小径車ばっかりだったというコトは、よっぽどにこれが好きだったんだろ〜な〜と他人事のような感想が浮いてくる。そのコトをツラツラと考えたコトもなかったのだけど、こうして失ってみると、たしかにそうだったのだろうとしか云いようがない。
何度も転んだし、パンクは数知れず。16インチの小径は雨の日はよくスリップもする。7段の変速にモノ足りなさを感じた事も多々。
が、それでいて、この一台は"良い足"だった。折りたためるから、友人の車に乗せてもらったりタクシーに乗せてもらったりも出来た。気軽さと気さくさと、そして小径ゆえにの乗り易さが備わっていたから、他の8台の出番がなくなってしまったのだ・・ と思う。
そんなワケで、次なる日常の足も小径で行くんだ。
ほんとは折りたたみの小径が良いのだけど、手持ちの小径では今はこれしかない。
カタチが綺麗なプジョーだ。
ん〜〜なワケで、日常の足が変わった。
とたん、ちょっと気分もかわった。
愛車を亡くした痛みは痛みとして、新車に乗る喜びが気分をいい方向に引っ張ってくれる。
ちょっと、そこの所が不思議。