馴染んだ仲間たちと、ニッサンのバンに乗り込み早朝に出発。
いつもの香川のうどん店で朝うどんツルツル。
まんのう町で、まこもたけや同地の柿など買い、徳島経由で淡路島へいく。
徳島でイチバンに新参でイチバンに大規模という道の駅いたので、なると金時など物色し、シシャモネコでチョイ笑ったりする。
絵としては楽しい……。
が、焼き上がったモノは……
はな垂れのキタナイ猫のようで、ギャップに苦笑。お味は悪くない。
大鳴門橋を渡った頃合いで強風。おっ玉チェア(道の駅うずしお)界隈では、風に向かい立つとグラッとするほど。
が、そうであっても、陽光目映く眼下景観もよろしく、気分明朗。
が一方で、明朗ゆえにポエジー的旅情は湧かない。
詩情は乾燥し過ぎると逆に発芽しないんだね。
はるか眼下で大渦がピークの時間に向かっていたけど、さほどに感化されずで……、風が強すぎて詩情そのものが吹っ飛ばされたよう。
とはいえ、それが残念という次第でない。
出向いたからにはタマネギを買わねばなるまい。
アチャラでもコチャラでも淡路島はタマネギ・カラー。
コーラの販売機もタマネギに浸透され、これはこれで実にご当地的。
淡路人形座の近く、福良のメルシェで、タマネギスープの試供品がついたのを複数買い込み、福良港の静かな海面をば、しばし眺める。
わずか数キロ先に、白波が幾重と立って渦を巻こうとするダイナミックな海峡があるとは感じられない静穏。このギャップがいいな。
渦巻きのある景色を見に来たのだけども、逆に静かな佇まいにポエジーをおぼえた。
島内道中で「とんかつ&喫茶 ママン」という看板に出会い、その組み合わせに何だか朗らかになる。
70代も後半のママさん手作りの、やや古びたオイルで揚げた滋味を勝手に空想し、無性にトンカツ食べたいモードに突入。
島を横断し、明石海峡大橋直前のSAでソフトクリーム舐めつつ小休止の頃は、もう夕刻。
あっという間に日が暮れて、明石で夕食(私はトンカツ食べた)後……、予想していたものの、山陽道のトンネル火災事故(9月5日に発生)による修復大工事ゆえの渋滞。
丸1日のスイス~イの進行がここで止まり、抜け出るまで2時間ほどかな。
このギャップも、ま~、ツア~終えてみりゃ旅の思い出、こたびのアクセント。