Jules Verne

小鰭はないけども…

またぞろ、ネモ船長のノーチラス号を思い浮かべる。 かの船内の食事は当然に海の幸の豊穣だ。 ヴェルヌが「海底二万里」を書いた頃には寿司はフランスになかったけども、今、ヴェルヌがいたら… きっと、船内の食のシーンではにぎり寿司も描いたろう… 採れた…

スティングレーからノーチラス…

この前からチビチビと観てる人形劇「スティングレイ」。 30代の頃だかに、子供対象のしょ〜もないものと決めつけて、この作品の次に登場の「サンダーバード」に傾注しちゃったもんだから、今までロクにチャンと観ていなかったのが… 今とっても悔やまれる。 …

ネモの食卓

今年初のライブ。 裏方として例によってドア廻りでワークする。 開場からライブスタートまでの概ね30分を、入り口ですごし、来場者を個々、誘導する。 1月の外はやたら寒い。とりわけ気温が下がった日でもあったようで、なんか気分は『マッチ売りの少女』だ…

 虚ろな穴

1つ大きな行事を、それが何であるかはさておいて、ともあれ済ましてしまうと、ハートのど真ん中にポカッと黒〜い穴が開いていく気配を感じる。その穴は極度に大きくはないけれど、羞恥が混ざった痛痒がからんで、いつまでも消えてくれそうにない。昂揚が束の…

 ノーチラス-07 ハーラン・エリスンの朗読

ここ10日ばかり、とあるプロジェクトのためにズ〜ッと調べ物をしてきた。 本を買い、ネットを検索し、メチョメチョ雨降る中を某大学のK先生やA先生とご一緒して聞き取り調査に出向いたりと… けっこう時間を要するコトを行ったから、なんだか身体がもう2つ…

 ノーチラス-06 日本少年

埃をかぶった棚の並びから久しぶりに1枚レコード盤を取り出しました。 1976年の春に発売された、あがた森魚の『日本少年 』。 日本のロック史においての希有な特異点というか、大のつく傑作と思ってるアルバムです。 こうして久しぶりにジャケットに触れる…

 ノーチラス-05

朝の4時半ちょっと前に外に出てみると、低い所を西から東に向けて真っ黒い雲が幾つも幾つも、早い勢いで流れています。 すでに台風は温帯低気圧に変じているから、これはその残滓というコトになるのでしょう。 この時期になると夜が明けるのが早くなっている…

 ノーチラス-04

岡山方面は梅雨に入ったそうな。 近年は、梅雨入りしたのか、あるいは、梅雨はもう終わったのか… 気象台ですらよくワカンナイようなアンバイなこの時期の空模様だったんだけど、今年は判りよい。 よく降る。 なので、 「田植えの時期到来だな〜」 と、昔ニン…

 ノーチラス-03

このまえ、静岡の浜岡原子力発電所の運転を管首相は停めさせましたね。 もしも今もって自民党が政権を担っていたら、これは出来ないコトだったろうし、な〜んだかんだと批判の矢面に立たされてはいるけど、今、民主党が政権を担っているコトが、この件に関し…

 ノーチラス-02

次回の続き。 ノーチラス号のことです。 ヴェルヌの記した文中で特徴的なのは、このノーチラス号には通信の手段となるべく装置も部屋もないという一事です。いっさい描かれていませんよね。 外界との連絡を完全に断ってしまっているワケなのだから、壮烈です…

 ノーチラス-01

ボクはず〜〜〜っと、子供の頃には女の子も男の子も同様な本を読んでいたと思い込んでたよ。 「海底二万里」や「15少年漂流記」や「トム・ソーヤーの冒険」なんぞを、だから女の子たちも読んでるだろうと思い決めてたワケだ。 ところが、どうもそうではな…

 ジュール・ヴェルヌと勝海舟

仲間内で、ジュール・ヴェルヌと2月8日の話題がのぼった時、ボクはそこに何も意味を探せなかったのだけど、1人が指摘してくれたのでスグ氷解した。 誕生日だ。 ヴェルヌは1828年の2月に生まれたから、もし、今も生きてりゃ183歳。年金もしっかり受け取ってる…

 部屋は片付いたか?

やっと、腰の痛いのが遠のいた。 最終的にTクリニックで2つの薬を処方してもらって服用。 これが効いたようだ。 「あくまでも対処的なもんで、あなたの場合、姿勢を直さないといかんぞ」 と脅されたものの、痛みが和らぐと… なんか、もろもろ、痛みのさい…

 部屋にあるモノなかったモノ

先週からずっと腰痛でナンギさせられている…。 ひどく重いものを持ち上げたわけでもないのだけど、腰を動かすさいの角度にひねりが加わったかして左足までに痺れが駆けて、以後、ゆるい地震みたいな不穏な痛みがあって気味悪いのだった。前屈みになるとズワ…

 愉しめる映画

「ハムナプトラ」シリーズの主役ブレンダン・フレイザーが主演の「センター・オブ・ジ・アース」は初の全編3D映画という冠がついて2008年に劇場公開されたものの、さほどヒットしなかったように思う。 実際、ボクも予告編を劇場で観たさい、「これはお子様…

 ウオーターマンの万年筆

ボクは万年筆を集めたりする趣味はないけど、万年筆というカタチは大好きなようだ。 何本か持ってるし、めったと使いはしないけど時々はインクを入れたりもする。 インクを充填させた後はちょっと詩人をきどって、そこいらの紙片にチャラチャラと何事か書い…

 ヴェルヌの観たい映画

ここ2ヶ月ほどは、毎年のことながら岡山JAZZフェスティバルに深〜く関っているもんだから、それはそれで多忙になって、映画を観るゆとりがなくなっちゃってた。 でも観られないけど、映画のことを思いはしたね〜。 『ジュール・ヴェルヌを原作とした映画で…

 雨降りだからヴェルヌでも読もうか

「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」は、かの植草甚一の本のタイトルだけども、この気分はボクには鮮烈なものとして映ったよ。70年代のはじめっころだ…。 以後、その"雨降りだから"は、ボクの中で発酵し肥大し、とっても良い気分な感じの"時間"の代名…

JOURNEY TO THE MOON

ポップアップ・ブック。 「JOURNEY TO THE MOON」。 祝いの印にと、とある女性から贈られたのだけども、先方はこちらの嗜好を良〜くご存知のようで、包みを開いた途端に、 「ウフフフ」 頬がゆるんでしまうのでありました。 "月旅行"というタイトルだけで嬉…

秋の夜長のフランス

フランスといえば、ボクにとってはツール・ド・フランスとジュール・ヴェルヌの国ということになる。 ワインじゃないのか? と問われるさいには、ボクにとってのワインはドイツはシュワルツ村のそれと、チリのピニャ・サンペトロ社のガトー・ネグロを一に挙…

秋の昼間の海底二万里 part.2

ノーチラス号の最良の形はディズニーのそれだと思うね。 ノーチラスの名であれこれと映画やコミックスやらに登場するものの、どれもヨロシクない。 過剰であったり、不足であったりする。 それはないでしょ〜〜なカタチのものも多々……。「海底二万里・ディー…

秋の昼間の海底二万里 part.1

秋の夜長に読書・・ な〜〜んて云われて久しいけど、秋の昼間の雨降りなんてのも読書にはもってコ〜イな感じだぞ。 どっかに出かける予定もなくって、おまけにちょいと風邪ぎみなんですワ〜なんてシチュエーションなら、さらにイイ。真っ昼間からベッドに入…