もう3月だ

早いですね〜。もう3月です。
ついこの前にお正月だったと感じますが、もう60日以上も経過してるんですからね〜。
この頃、時間の進行がえらく早くなってるような気がしてなりません。
つい数年前に観た映画なのに、もうそれがノスタルジアの対象となるほどに、この頃は時間の推移が早い・・ ですね。
あなた、そう感じませんか?
この前、映画を観ました。
この前といっても、まだ一週間と経っていないのだけど、早や、そのタイトルが朦朧としています。
お医者の話。
手術中・・
あ。
思い出した。
チーム・バチスタの栄光」だ。
心臓手術に関る医師のチーム。難易度は高いながらも成功例ばかりだった術。けど連続して3件、失敗して患者を死なせます。
そこで、外科医ではなくって、神経内科医師の主人公がこの3件の失敗に関しての原因を調査すべく病院側から任命されるというコトでお話がスタート。
厚生省の官僚として阿部寛が出ます。
この阿部さんがいるので、映画はなんとか映画として成立しています・・。
心臓の手術なんて〜のは、ボクにとっては超現実の世界の話なので、術中のシーンはなかなか気持ちが悪うございます。
映画のテーマに関る重大事ゆえ、モロに術中の描写があるのは当たり前といえば当たり前でしょうが・・  正直なところ、正視するには多少の勇気も必要です。
二転三転あって、犯人が判ります。
犯罪でした。
巧妙なる犯罪。
たぶん、この作品は小説は面白いのだと思います。
ベストセラーものを読まんのでチッとも知らなかったのですが、ミステリー大賞だかの話題作だったらしいですね。
それも、すっごく面白い話題作。だからベストセラーなのでしょう。
それを映画にしたワケ。
でも・・ なんですかね〜。
「これ、映画にして、面白いかぁ〜〜?」
ってなのが観終えたアトの感想なのです。
演出が淡々としてるので余計にそう思えたのかも知れずなのだけど、外科医の世界というモノ珍しさを差し引いても、見終わったアトの感想が何も出てこないのです。
阿部寛ナチュラルな演技は絶賛出来るし、医局長で手術の第一助手を務める佐野史郎もイイ。全体の雰囲気もけっしてイケナイところはないと感じられるのに、見終わったアトに、映画を観たぞ〜〜んてな良性の肌触りがナニもない・・ のです。
と、ま〜、そんなワケあって、まだ観て一週間と経たぬのに、早や、タイトルが朦朧としてるワケであります。
以上は、近頃の時間の推移速度とはあんまり関係ありません。(*^ ^*) 映画の感想、です。
映画といえば、ウィル・スミス主演の「アイ・ロボット」。
2年ほど前に映画館で観たさいには、
「つまらんなぁ〜〜〜」
との感想を持ちましたが、この前、アシモフの「鋼鉄都市」を読んで、ちょっと触発されるトコロがござんしたので、DVDを買って再見しましたら、あんがい、良いじゃないですか・・。
鋼鉄都市」は、いわゆるロボット三原則によって人には危害を加えないであろうロボットの、そのロボット刑事が人に銃口を向けるという、その行為についてのお話で、正直なところ、その部分以外でのアシモフの未来都市像は古くさくて陳腐です。
人が描くイマジネーションというのは、その人の生きる時代というものに拘束されているんですね。天下のアシモフさんにおいてさえ、そうです。ほとんどの場合、どんなに突飛に飛翔したつもりでも、その時代性の枠から外に出られない。だから風化します・・。
僅かな例外として、たとえば、ニュートンやレオナルドやアインシュタイがあるけれど、これは希有。
ゆえに彼らは天才・・ なのでありましょう。
「アイ・ロボット」はその「鋼鉄都市」の主題や主人公の中にある懐古的気分をうまく取り入れていました。
再見して、この映画のランクがかなり上がりましたね。
再見して、良さがやっと判った・・ というのはボクには珍しいケースです。
たいがいは再見して、粗なり荒やらが見えて、さらにガックシが多いのだけど、「アイ・ロボット」は以外な良作でありました。
良作といえば、最近、NHKでやってる「鞍馬天狗」に杉作少年が出ていないんだ、だからつまらん・・ とボクの年上のお友達のマ〜ちゃんがモノ申してましたな。
ぜんぜん、関係ない話ですな、それは。
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てなワケで早や、3月です。
ついこの前、雪だ〜〜〜ん、なんて浮かれてましたが、アトひと月もすれば、花見だ〜〜〜ん、オチャケだ〜〜い、とボクはまた浮かれて、もう雪の事も忘れているのでありましょうな。
空恐ろしいもんですね〜、時間の推移は。