蒼い12月

もうね〜、近頃、眼が疲れまくり。
クリスマスの日にゼッタイ納品の仕事が毎年あって、今年もこれをクリアしないと今年が終わんない。
なので、しかたない。
しがみつくようにテーブルの上に被さって、チマチマした作業を行ってるんだけども、これがメダマによろしくない。
近年ドンドコ老眼が進んでるんで、コンを詰めて一点集中をやってると、たちまちにボワ〜〜ン。
視界がかすむ。
老ガン眼鏡を外して遠くを見てもボワ〜〜ン。
近場のものもボワ〜〜ン。
仕方ないんで、手をとめ、くわえタバコで朝の3時だか4時だかに外に出て、星空をば眺めるのではあるけれど、これまたボワ〜〜ン。
ついには星の光点が2重に見えたりもする。
どの星も2連星。
「こりゃすげ〜!」
と、喜んだりは束の間で、不便でしょ〜がない。
今年は悪いコトに納品日の25日がサンデーゆえ、23日は祭日だし24日のサタデーは先方は休みだしで… では、お納めは26日でOKね… とはならない。
22日に第1弾を納品しちゃわねばいかん。
これはメチャンコ、いやらしい。
いやらしいけど、これまた仕方ない。
でも、このセワシナイのと同時進行で忘年会の誘いも来る。
お誘いがあったのが、どれもクリスマス前だから困る。
桂そうばの落語会にも来い、との誘いもある…。
そのうえ、おかやま国際音楽祭の会議招集まで届いちゃったから、
「うっそ〜! やめてよ〜〜」
思わず電話でそう呻いてしまった。
眼は見えにくいは、忘年会に出ちゃうとその晩はもう作業出来ないは、会議は踊るはで… ホントに締め切りに間に合って納品出来るのかしらと… 焦燥を焙らせる。
ここぞという時にメダマがボワ〜〜ンとするんで、メガネにやつあたり。
引っぺがすように外して、妙にチカラを加えたら、
「ベギッ」
変なところで折れちゃったよ。
ぅうう。ブル〜な12月。