ハンガーノック久々


雨があがって、昨日あたりから急に日中が温かくなった岡山市
厚い上着がなくともダイジョブな感じです。
そこで今日、おかやま国際音楽祭の会議が1時からあるので、その前に、自転車で旭川沿いのコースを駆けましたぞな。
これは河川敷にある全長数キロの自転車OKな遊歩道。
当然に車もモーターサイクルも乗り入れ禁止。
旭川という川は市内を二分する川なれど、何万もの人間が住まうソバにある"自然環境"の規模という点で、実は全国上位に位置する良き川なのです。
むろんに、ヒゲボ〜ボ〜な生えるままのナチュラルというワケではなく、いい意味で人間の手で加工された、手懐(てなず)けられた"自然"ではあるのだけども、これが有るのと無いのとでは、大違い。
県庁から後楽園の側面に連なり、そのまま後楽園から上手の祇園付近へと通じる遊歩道は、たぶんに最高にゴージャスな道だと… ボクは思っているワケです。中央にラインが入っているのもオシャレ。
温かくなって、自転車で駆けても寒くない。
それどころか、速度をあげてペダルを廻せば、汗が出ちゃうよ〜な好天。
という次第なので、会議の前にひとっ走り。
といっても、レーサーじゃないんで、あくまでポタリングに毛が生えた程度の走りですけど、気分よし。
景観よし。

で、会議をクリアし、まだ4時前だし… もう1度、気持ちが良いので川沿いを駆け、さらに帰路は、人がいないタンボのあぜ道をわざわざ駆けて、
「今日は自転車びより〜〜♪」
と、愉しんだのだけども、よくよく思えば、お昼ゴハン食べてない…。
さらに思えば、昨夕もちょっとしたミーティングをOJF事務所で行ったのち、懇意のバーに出向いてしまったんでゴハンらしきものを食べないままに呑みモード…。
いわば、エネルギーとなるモノが体内にない状態。
「爽快〜!」
てな感じで破顔しつつ、周辺の眺望を楽しんだり、風を気持ちよく感じてる内にト〜ツゼン、ガックリと、身体がだるくなりましたがな。
「あっ」
と、思ってももう遅い。
ハンガーノックですな。
ツール・ド・フランスとかな自転車レースを観ておられる方には判ると思うけども、勢いよく駆けてた選手がふいにペースダウンしてヨタヨタになっちゃうアレです。
体内の糖分が欠乏してしまって、パワーが出せないワケ。
そうでなくとも、体内糖分の調整がまったく出来ない病気にかかってるボク…。
なので医師のオ〜氏(とくに名を秘す)経由で日常的に写真のようなモノを処方させられ携行している身の上。
なのに、こういった時に限って… それを持っていないの。

甘い飲み物満載な自販機もない場所。
目眩こそないけど、突然にヘロヘロヘトヘト。
ペダルをこぐどころか、サドルに座ってるのもシンドイという悲惨。
血色良きドラキュラ侯爵めが日差しを浴びた途端に、
「ぎゃ〜」
と、枯れちゃうみたいな突然の変異です。
ハンガーノックは痛くはないんでドラキュラめのように叫ばないけども、元気活力はゼロ。
というワケでお元気なら20分ほどで帰れる道を50分くらい、ノタノタしつつ戻って、冷蔵庫をあけて大急ぎで甘いリンゴジュース一気飲み。
へたれ込んで肩で息をしつつ、次いで、ヤクルト2本。
これでやっと、どうにか糖分摂取。
1時間としない内には、もう元気になって、
「ハッハッハ」
と、笑いましたけどもさ。
ともあれ、冬から春に、ゆったりと気候が変化しているのを感じた今日でありましたとさ。