元気の源

今年のジャズフェスを終えて1週間。けども今週はさっぱり身体が不調でヨロシクない。
長雨に台風と悪天続きだったゆえ放ったらかしだった実家の庭に手をつけるチャンスと、妙に気合い入れて励んだものの、ジャズフェスのくたびれが抜けてない上で過剰に労働したようで… 足腰痛くなった上に風邪ひいた…。
おまけに疲労がたまってるのか、ヴィタミンB1だかが不足してるようで、下唇の端に小さな粒が浮き、これは小さいけど唇を動かすたび、痛いし沁みるし、次第に喋るのも億劫になる。

夏場放ったらかしで濃いグリーンティー色になっていた庭池の水を換え、この作業の過程でうっかり1匹、割と大きめな金魚1匹を絶命させてしまったり、長雨に負けた気配の白ゴーヤとカボチャを除去したり、などと数日かけて… 気づくとフシブシガクガク筋肉痛。
小さな池の中の魚たちはクッキリ鮮明になってよろしいが、こちら満身創痍なグダグダ。

一方で、遅咲きの西洋アサガオが今が盛りと白い花を咲かせているのを啞然と眺める。
アサガオといえば8月の濡れた砂的な情熱っぽいものを想起するもんだから、10月半ばのいささか肌寒い朝の空気にそぐわない。西洋はともあれここは日本だし、ながく夏と秋と冬の風物の変化に親しんだ眼には、どうも10月半ばのアサガオは似つかわしくないよう感じてしかたない。さりとて… とってしまうには惜しい。
左側が日本アサガオで右側の屋根まで登ってるのが西洋アサガオ。日本のそれはもう茶色になって終わりかけてるんだけど、西洋のは元気イチバンここじゃ〜という勢い。

いや、それよりも今年最大のビックリは、パッションフルーツの伸びっぷり。十手観音みたいに八方に枝葉を延ばしに延ばしてる。
寒さが続けば、おそらく元気を失せさせ萎えてくるとは思っているけど、これもまた処分するには、早い。ボクの眼にはこの葉は柔らかで美しい。なので愛しい。越冬させる法はないもんかと、痛む腰をユルユル廻しながら考える。

いや、しかし… 植物の越冬よりも、まずはこの身体。
風邪と筋肉痛と口内炎的三重苦。まったくヨロシクない。
ヴィタミンB1不足には、
『鶏レバー、うなぎの蒲焼き、ポークソテー、いくら、ピーナツ、サバの水煮…』
などなど、あらま〜、ワタシ好みなもんばっかりじゃ〜ござんせんか、なのだけど、なんせ唇を動かすと痛いもんだから、昨夜も県北から届いたお祭りの鯖寿司を全部食べきれない。
これは口惜しい。腹立たしい。
糖質をエネルギーに変換する機能が著しくボクは劣ってるんで、ヴィタミンB1の不足もまたそれに絡んだ"病い"ゆえのことではあろうとは判るんだけども、口を動かすと痛いのはヨロシクない。
食べたくとも食べられないのはイカン。
気分が蒼くなって…、電話1本かけられない。