春季お彼岸。
旧家じゃないけど、坊さん来たり、親族来たり、墓へ参ったりと、それはそれなりにセワシなく数日が過ぎてった。
前回の秋の彼岸で坊さんに会えないままだったんで、前回分のと今回分の2つのお布施をば渡す。なんか、損したような気がなくもないのだけど、損得勘定なんて〜のが、そも、いけませんなっ。
いつも通り、我が父の墓と同じ場所にあるマ〜ちゃんの墓へも参る。
こたびはシキビを持参。洋式な墓に仏教のしきたりを添えるのもナンだし、そもマ〜ちゃんが喜ぶとは思いもしないけど、ま〜、ィィじゃ〜ないか。
手をあわせ、「ハ〜イ、来たよ〜ん」とご挨拶。
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本を1冊。
NOW進行中の政治的な本はあんまり読む気がしなかったけど……、示唆に富んでいて、合点したり憤ったり、させられた。
タイトル秀逸。
あえて内容に追加するなら、昨今の大手マスメディアは……、と云いたくもなるんだけど長くなるんで止めとこ。
昔、ボクが津山で小学生だった頃には、野犬が複数いた。
吠えられ、追っかけられ、けっこう苦手だった。
ま~、中には弱いのもいて、そこそこ威嚇し吠えるんだけど、「ワッ!」と大きな声と身振りをしてやると、たいがいシッポを巻いて逃げてった。
でもトコトン逃げはしない。一定の距離を置いてまたこっちに吠えたりする。
それはそれで犬としての、一種のプライドと自覚を持ってたんだろう。
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過日のトタン屋根塗装なんぞで負荷がかかったか、以後、右手小指が痛い。
指が熱っぽく、やや腫れている。チャンと曲がらない。
曲げを無理強いると、かなり痛い。
リウマチ、の初期症状か……。
理由待ち、利有町、離湯宇摩智、竜魔痴、流間恥、などと気をそらしてカンジ遊びしても、痛み消えない。
生活に支障をきたす程でもなく、チカラを入れたり指を動かすと痛むという次第ゆえ、外科にも出向いてないけど、あと1~2週、尾をひくようなら、行ってみよ~か整形外科。
難儀なもんだ。
そも、整形外科へ1回いってザッツ・オール・ライトには、たいがいならない。
通院しなさ~い、ということになるのが眼にみえる。
それも、嫌なんだわいね。
ま~、イチバンに嫌なのは、ちょっとした無理ですぐに身体のどっかが変調をきたすようになった我が身体のポンコツ化進行ということか……。
新車ではなく旧車になりにけり。
もちろん旧車は旧車で、旧車ゆえの魅力がいっぱいあるんでネガティブに考え込まなくともイイけどね。
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車といえば……、シトロエンがヨーロッパ圏で発売を開始した電気自動車「ami」は、なかなか興味深い。
速度は45㎞までで、2人乗り。フランスではこの車に免許は不要で14歳から乗れる。(ヨーロッパ諸国では16歳から運転できて免許不要)
その速度制限ゆえ高速道路は利用できないが、一般道はオッケ~。
価格は65万円。
そういうネダンで出来るんだね、電気自動車は。
一方、同じようなサイズのトヨタの電気自動車「C+pod」は速度60㎞までで、やはり2人乗り。
現在は自治体向けに販売中で2022年から一般販売もするらしいが、価格は165万円。グレードが豪華なのが171万6千円。
シトロエンより100万円も高いのは、おそらくトヨタは、自動車環境の未来図を今の延長でしか考えていないというコトなんだろう。カタチも新味がない。
構造簡易な電気モーターに換わることで大幅にコストダウンしているはずなのに、ガソリン車と同じ価格を維持させているのは、現在の商いの旨味をそのままに移行させるだけの、企業利益が最優先ということなんだろう。
対してシトロエンの価格設定は大幅なロープライスによって、電気自動車という新たなカタチの間口の拡大、社会生活の基本部を変えていこうという覚悟ある戦略ゆえなんだろう。短距離移動と用途を限定した上でカタチもあえて異風に設えた様子。
その上で都市部におけるカーシェアリングを考え、1分0.26ユーロ(31円)で貸し出しもし、月極なら19.99ユーロ(2400円)で乗れるという。
速度制限有りの車というカテゴリーのことではあるけど、戦略というより車文化を変革しようとする本気度を示した、65万円というネダンなんだろう。
トヨタの旧態とシトロエンの変革……。企業の社会に対しての、今後へのビジョンが浮き出てるようで、興味をひかれる。
くわえて、モーター仕掛けの”低速”車には14~16歳から乗ってイイよという、EU圏の門戸の広い道路交通法にも驚く。日本じゃ、セグウェイなんぞも道路じゃダメという硬直カチカチなんで。
そのカチコチやら旧態を溶かすにゃ、やはり、ピープルが吠えて抗議するっきゃ~ないんかな。(トヨタ一社に向けて吠えるという意味じゃ〜ないよ。ビジョンなき社会全般に向けてというコトだね)
勢いにのって噛みつかなくともイイ。弱いながら吠え続ける犬の根性もまた大事かもと、近頃はチラチラ思ったり。