家の前の道路。都市ガス管の取り替え工事が、はじまった。
かねて予告されてはいたものの、工事終了は5月中旬なんだからズイブンになが~い。
日中はガードマンが立ち、通行止めになる。
車庫の真ん前でもあるんで、いささか不便を強いられる。
けどま~、しゃ~ない。
道路を切る工作機が、なかなかヨロシイ。
いともたやすくカット・ラインが入ってくんで、感心して眺める。
オモチャみたいでチャ〜ミング。
こんな工作機(名を知らん)が開発される以前は、どうやって道路をカットしていたんだろ?
けどまた一方で、この先50年くらい未来に、この写真達を眺めると、
「なんちゅ~古めかしいマシンじゃ!」
懐古オールディスなメンタマで眺められるとも、思う。『最新』とは今この瞬間のみに生息する単語であって、哀しいかな常に更新され、旧なモノと化す運命だ。
普通、こんな写真を撮るヒトは少なかろうが、50年先にはある種の貴重性を帯びたフォトグラフィックスになるやも……。
翌日には小型のユンボがやってきて、ラインをいれた部分を掘っていく。
掘られた土砂は横手のダンプカーに積まれ、1台のダンプが満載になると直ぐに次のダンプカーが横付けられて、手際よい。
けど、うちの中にいると、けっこう振動し、やや不快。
次いで翌々日、どう使うのか皆目わからないけど、新たな工作機械が動く。
古い管を取り除いてるんかしら?
機械のカラーがイイなぁ。ベタな青じゃないのがイイぞ。
黄色いカバーで覆った新たなガス管らしきが埋められてく。これは手作業っぽい。
夜になると道路は埋め直されている。
5月まで工事が続くとのコトだけど、ホンマかいな、もう終わったようにも見えちゃうけど……。
ま~、述べ1000mほどが工事区間らしいし、道路全体の再舗装なんぞも含まれているんだろう。
ともあれ、車が出せない不便を味わいつつも、機械化された工事をマノアタリにして、そのテキパキした仕事っぷりに感心。
寒いのに、実にご苦労さまという感じもチビリと湧き、機械化の進捗具合にひたすら……、感心のここ数日。
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小庭の端にある倉庫横に、アオキとナンテンが植わってるのを、移動させるコトにする。
自転車置き場の配置換えが目的。
そのため樹木を移動させなきゃ~いけなくなった。どちらも常緑樹だ。
という次第で、温かい日差しの午後、枝葉をごくごく短く剪定し、エッチラオッチラとスコップで掘る。
こちら、道路での工事と違い、機械化されない。
スコップと小さなクワがあるきり。
ツルハシもない。
いざ掘り始めると、やたら大小の石が埋まり、それにアオキとナンテンの根が互いにからみにからんでいて、ザックザックとは進まない。
剣スコップゆえ先端がやや尖っているんで、その尖りを何度も打ち入れて、太い根ッコをいわば叩き切るワケだけど、たちまち……、アゴが出る。腕も腰も悲鳴をあげる。
一瞬、「ツルハシ購入」がよぎったけど、この作業だけのためにわざわざ数千円支払うというのは、よろしくない。
道具買い入れての効率より、ケチンボに徹する。
「非効率でも、イイじゃんか」
ひたすら黙々、1本のスコップのみで土や根ッコの頑強に向かう……。
と、それにしても、ナンテンの根ッコの色には眼をみはる。
あざやかな黄色、だよ。しかも太いんだ。
暗い土中に何故にこの鮮烈なイエローが必要なんだろか?
それがアオキの根にからんでる。
アオキの根も頑丈だけど、こちらは浸食するナンテンの根を避けて密やかに生息しているといったアンバイで、どこかおとなしい感じ。
でも仔細を観察するに、アオキはアオキで土中の石ッコロにしがみついて動じませんぞ〜、っと、それはソレでしたたかさを見せている。
掘るのは容易じゃない。
たちまちに夕刻になり、空気が冷えてきたので、この日の作業終了。
剥き出しになった根ッコは寒かろう……、と作業シートで覆う。
こちら、腕と腰、ギシギシギシ……。
翌日、朝からスコップでガンバル。
家の前の道路では、もう我が宅前の工事は終えたっぽいけど、隣家の向こうで工事が進んでる。
その機械化された作業と、こちらの作業を対比したって意味な~いけど、何やら可笑しくもアリマおんせん。
ともあれ、よ~よ~に土と樹木の切り離し完了。
「やったぁ! ブラボ~!」
喝采して小休止。
新たな場所に、また穴を掘りまして、抜いたアオキとナンテン(からみあってる)を引きずって移動。これがとってもシンドかった……。
堆肥を少々。お水をかけて、
「チャンと根付いて頂戴よ~ん」
一声そえて、やれやれ、ひとまずの作業終了。縁側に座って缶ビール、グビリンコ。
非効率でも何とか前には進むもんだな、足・腰・腕がギッシギシだけど。
で、次は更地にした場所の工作だな……。ブロックを移動させたりしつつ作業は続くけど、ブログはここまで。