10年という歳月はアッという間だねぇ。
たかちゃんの店の、10周年記念ライブを今日の昼下がり、たのしんだ。
全国区でもなく県全域で知れているワケじゃないけど、そんなこたぁ、どうでもイイのだ。
たかちゃんという全国区レベルの希有な女性ボーカリストがあえて岡山に留まり、彼女運営の居酒屋が10年を迎えたコトに拍手パッチパチパチなのだ。
ライブには彼女と懇意なミュージシャンが続々お祝い出演。
ダテさんもいればイケちゃんもい、びーちゃんがいて、イズミちゃんもいればヤノさんもいるというそのハイレベル豪奢にメンタマがクラクラした。ダンボみたいに耳をパタパタさせた。
地元岡山に根をおろし葉を茂らせた面々とのセッション。同じ土壌の上で育ったサウンドとヴォイスの醍醐味。好いなぁ。
しかも、あえて「歌謡ショー」的流れでの進行。おそらく、このあたり、ピアノのイズミちゃんがバックでもってプロデュースしたとも思うのだけど、持ってった方向やヨシ。ジャズ前面でないのが面白ろかった。
大いに堪能し、ほろ酔い、良き1日となった本日。
来たる今月末30日の、OJF (岡山JAZZフェスティバル)の21周年イベントたる『ちゅうぎんまえマルシェ&ジャズナイト2023』では、彼女はOJF運営のバー(OJF BAR) で来場の皆さんにニコヤカに生ビールをばグラスに注いでいるハズ。このイベントについては後日に紹介するが、ともあれ本日午後、裕福な時間を味わえたコトをば報告。
■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■-■■
8月お盆の頃に九州の若い友人が久々やって来て、お土産くれた。
若いといっても私より15~16歳ヤングという意味だけども、彼がくれた幾つものお品の中に、写真のがはいってた。
それを先日、袋をあけ、食べた。
素材はそら豆、だ。
とても、懐かしかった。
最後に食べたのは、当方が中学生の時。修学旅行で九州に行き、観光バスの中でこれをポリポリ食べたんだ。
それ以前にも経験なく、以後も食べた記憶がない。
不思議な甘さがある加工豆。甘みは濃いが、かといって甘すぎるというワケでなく、豆のコリコリ感と甘味がうまく溶け合ってる。絶妙にショウガの味がからんで、それがこの品を独特なモノにしている。
その1回こっきりの味覚を舌は 憶えて るんだねぇ。
「あっ! この味、知ってるんやぁ!」
だから余計に不思議。
舌には記憶力があるんだな。スゴイなぁ……。子供のように嬉々しちゃったよ。
品名「ラッキー チェリー豆」。遠い昔に観光バスの中でポリポリやったのも、たぶん、これだったんだろうが、そのあたりの記憶はモヤがかかってる。
でも、舌は立派に味を記憶し、こたび味わいを蘇らせ、当方を悦ばせた。
サンキュ~、O森君。島原の名産品、大感謝でありんす。
あと数粒しかない
で、同じくお盆の頃にKosakaちゃんが、くれた1品。
小豆島の特産。ホタテ貝の貝ヒモ部分のみを使った佃煮。これは辛い部類。
塩分がひどく高いワケでなく、味付けが格段。
ごく少量を箸ではさんで口に運べば、1噛み2噛みは甘みが先行するけど、次いで、辛みがやって来る。
その辛みの上昇率が、何というか、実に巧妙な数式でアップして来る。
「うおっ、辛さ、きた~!」
加熱したヤカンが沸点に達する直前の振る舞いがごとく、甘さから辛さへの急上昇と変化がハンパでない。
美女が鬼女に激変するという例えはヨロシクないだろうけど、な~んかそんな感じヒリリ。
ずばり云えば、これは……、日本酒にあう。
一見は硬そうだが、そうでなく、歯ごたえも味わえる柔らかみ。
一切れを囓りつつ、オチョコを傾けるや、至福中の至福が味わえる。(ビールでも焼酎でもイケる)
一気にたくさん頬張るモノじゃない。あくまで一切れでなきゃ~イケナイ。
その量と燗酒のひとくちとの少量作戦が大きな舌先戦果をもたらす。
その繰り返しで、酒がすすむ。
あ~、イカン……、と思ってるうちに2合が3合に、3合が4合にと、進んじまう。
呑み過ぎ注意とは製品パッケージには書いてないけど、それっくらい、この貝ヒモの佃煮ったら、肴になる。
10~12日ほどで一袋ぜんぶ食べちゃったんで……、Kosakaちゃんにオズオズ電話し、
「次に仕事で小豆島に行ったら、また買って来てよ~~ん」
懇願したら、
「フフフ。実はまだ数袋、持ってるでぇ~、なんなら明日、持ってこか」
在庫してるというでないの。
なんでもこの商品、いつも小豆島にあるワケでもないようで、見つけたらまとめ買いするそうな。
という次第で、今、手元に2袋がある。
さらにO森君の土産の焼酎もある……。
オール電化は好ましく思わないけど、オールもらい物での堪能は好いなぁ。感謝の念を放射しつつ、美味い時間を、い・た・だ・き・ま~・す。
※ 「カラあ~い貝ヒモ」は2種あるようだ。90g入りと120gいり。製造は小豆島の岡田武市商店。販売は同じ町内の丸虎食品。
丸虎食品のHPを覗いてみると色々な佃煮を扱ってらっしゃるけど、現状では本製品の記載なし。少量生産ですぐに無くなるとみた。だって、まとめ買いするヤカラもいるんで。
ぁ、それもおかしいな。みかける時が少ないゆえにまとめ買いしたワケゆえ……、ふむむ、流通が 謎。