End of Year

 

 今年も高速で過ぎてったねぇ、早いの何の……

「私に閑が来ず、光陰矢のごとくにして、私は五十になり、六十になり、戦争になった」

        

 と、かつて斎藤茂吉は記しているけど、その頃と何ら変わらないグッチャラケの世の中ですよなぁ。

 遠方でも近所でも抗争たえず、不正横行してそれがアタリマエみたいなメチャ。

 その狭間でよ~よ~泳いで過ごしてるみたいなアンバイながらも、気づくと年末。2023年もあと数日で終わり。

 

              庭先に咲く冬の花たち……

         こちらはやや落ちかけだけど元旦にも幾つかは残っているだろう

 

 1982年に公開された『トロン』は、全編をCGで構成した初の映画だったけど、この中に出てくる悪ぅ~いMCP(マスター・プログラム)が音声連絡の最後尾に、いつも、

End of Line

 会話は終わりだ、と冷ややかに告げるんだ。

 情もヘッタクレもなく、ただ「ライン終了」と一方的に言い放つ冷ややか、感情なしのブッキラボ~が、とても印象的だったなぁ。

              こいつはMCPの筆頭子分の擬人化プログラム

 

 ま~、その点でもまた似ていなくはない。

 こちらの都合は適用されず、坦々と日時と行事が過ぎるよう仕組まれているワケで、それに合わせなきゃ~ニッチモサッチもいかないんだから、な。

 でもってもう直き、

End of Year

 宣告されてしまうんだから、こまったもんだぁ~ね。

 

 けども、行替えの句読点としての意義と意味はデッカイなぁ。

 この1年を還りみつつ、次なる年を迎えるべく、さぁさぁ、高島屋のではない甘いケーキをちょっとだけ囓り、お餅とお屠蘇の用意もほぼ出来てる……、可笑しみ。

  正月は今回も、高知は西岡酒蔵の「久礼」で決まり。

 元旦早朝に開封し熱燗にし、吞みます。

 年明けイチバンのキリリ、ガツ〜ンがいいのです。

     

 

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『タウン情報おかやま』のweb版で、当方の亜公園模型がチラリ紹介されている。アサノカメラと如水軒についても記述され、表町界隈の過去と今をつなぐ良い記事になっている。tjokayama.jp

 地道に時間をかけて掘り下げていった気配も濃厚で、記者さんの姿勢に好感 ♥