Apollo

白昼の月

あんまりないコトだけど白昼に月が見える日が、あるね。 昨日がそうだった。 午後の2時頃から、晴れ渡った東の空にポツリと浮いていて、一瞬、まるっこ〜〜い雲だな〜、と思ったくらいだった。 もちろん、それに気づいたからといって、ドッキリするわけでも…

クラークさん

A・C・クラークさんが亡くなった・・。 三週間ほど前、彼の「2001年宇宙の旅」と「幼年期の終り」を再読したばっかりで、その時、 「まだまだお元気なのだろか。高齢だしな〜」 などと思ってた矢先ゆえ、ガッチョ〜〜〜ンてなショックをおぼえて、ちょっと呆…

日本宇宙食

祖母宅の開けっ放しの玄関には天井部にツバメが巣をはっていて、シーズンともなれば雌だか雄だかのそれが出たり入ったりと慌ただしい日々を送ってた。 むかしむか〜しの話だよ。 それを眺めつつ三和土(たたき)の界隈に腰を降ろして、幼いボクはヨウカンだ…

顧みて07年〜かぐや編〜

今現在、月の周回をセレーネ(かぐや)が飛んでいるのは、嬉しい現実だ。 熱狂はないけど、な〜んか嬉しい。 ハイビジョンでの地球の出の撮影を最初の売りとし、この前だか、NHKで特番もあったね〜。 桂文珍が司会のその番組の出来は・・ 残念なコトにかんば…

サターンVの永久展示

Google Earthの画像はちょくちょくと更新されているので、今まで見られていたモノが見られなくなるというコトも、ある。 テキサスのヒューストンにあるジョンソンスペースセンターにはアポロを打ち上げたサターンVの実物が横たえられていて、これは1977年か…

そこに興味を抱いていますの

つい先頃まで地球を廻る軌道にあったセレーネ(かぐや)が、やっと月へ向かったようであるな。無事を祈りたい次第ながら、ずいぶんと慎重に事を進めてるなァ。打ち上げてから既に10日だぞ。 アポロの場合、有人なのでそんな悠長には計画を進められなかったね…

月見の晩に

この前、中秋の名月だった。 打ち合せが予想外に早く済んだので、お仲間が出向いてる後楽園に超特急で駆けつけた。 この夜の月は十五夜ではなく十三夜ってな感じで、まだ綺麗な円になりきってはいなかったけれど、前日までの暑さもなく、秋の涼やかな気配に…

アポロのエンジン

アポロ支援船(SM)のエンジンは、以外や模型化されたコトがない。 ノズル部分はどんな模型にもあるけど、エンジンそのものは、ない。 実際の支援船の重さの75%はこのエンジンとその燃料だったそうだ。 このエンジンはSPS(Service Propulsion Subsystem)と…

名がややこしいナ

昨日、記したオ〜君が電話をくれて、コトの真相が判ったのだダダダダ。 嬉しい誤算。難産の後の安堵と幸せって感じの感慨をシミジミ。 と、それにしてもオ〜君の多忙は驚きを超える。その上での気配りに感動する。 電話をもらったさい、たまさかにラーメン屋…

アポロの中の16世紀

ギロチン、といえば斬首がためのおぞましい装置だってコトは誰もが知っている。16世紀に考案された執行具で、今の眼でみりゃ、とんでもね〜装置ながらも当時は「人道的見地」でもって多大な苦痛をあたえずに受刑者を処罰出来る、実用新案な装置であったらし…

火星行きの始発

月へは行った。 次は火星だ。 というコトになって、いざ出向かんとするさい、スタート地点は月だそうである。 各種の火星探査機は地球から出向いているので、人を乗せた宇宙船の打ち上げも可能だろう。にも関らず、月からのスタートというコトになりつつある…

 1/96アポロサターン

1/96スケールのアポロ・サターンロケットが米国のサイトで無料ダウンロード出来る。そのPDFをシゲシゲ眺めるに、いささかディティールアップの必要があるぞと判っちゃったので、一年ほど放置していたんだ。でも、最近、資料も充実してきたので作る気になった…

ウォルター・シラーさんが亡くなった。

享年84歳。 日本ではウォルターともウォーリーとも書かれるが、ここではシラーさんと表記する。 シラーさんといっても多くの方には馴染みなかろうけど、宇宙飛行士だ。 映画「ライトスタッフ」をご覧になれば、60年代はじめの米国人にとって期待と羨望を一身…

アポロ13号CM-2

アポロCMはご承知のように、帰還するとピカピカに輝いてた表面がボロボロになっちまいます。 ピカピカなのは表面にアルミ箔テープ(正しくはマイラー耐熱コーティング。お台所にあるアルミホイルとはちょっと違うが便宜上、ここではアルミ箔と書きますね)が…

なぜアポロなのか

源義経は軍事の天才だったらしい。けれど、彼の脳裏には戦車はない。火器もない。そんなモノは存在しなかったワケだし、概念とてないんだからあたりまえだ。第二次大戦の末期、連合軍はドイツのV2ロケットに驚いた。少なくとも、それは時代を20〜30年ほど先…

アポロ13号CM-1

アポロ13号があれだけの事故にも関らず無事に帰還したのは1970年04月17日だ。太平洋で空母イオージマに回収されて世界中の人は安堵したもんだ・・。 その回収間際のアポロCMを再現しようと思いたった。もちろん、ペーパーでだ。 スケールは1/48を想定してIll…

月のひつじ-1

映画「月のひつじ」は静かな良質の映画だった。アポロ11号からの電波を受信して世界に発信したのはオーストラリアの田舎町パークスにある巨大なパラボラアンテナだった。そのアンテナを可動させ運営していた少数の人達の物語・・。いわば舞台裏の物語だけど…

月のうさぎ

ボクが子供の頃は夜になると空は星でいっぱいで、恐いようだった。 地上には今のようにコンビニやネオンや、ましてや街路燈もほとんどなかったので、夜はとても暗くて、必然として星はよく見えた。 夜は深閑としていて恐く、だから、満月の夜はちょっと有り…