Movie

次ぎの『スターウォーズ』

来年(2017)12月公開の『スターウォーズ』を予想すると、まずルーク・スカイウォーカーは死して聖霊化し、娘を影で支えなきゃ〜いけない。 そして、ダースヴェーダー2世が登場しなきゃ〜いけない。 善と悪は拮抗するままに両者ともども継承されるのが、物語…

リスボンに誘われて

予定していた取材ツアーが先方の都合で数日延期。 急に日程が空いたんで、一考。 アマゾンのPrime Videoで映画を複数観る。 配信による映画鑑賞。 未だこの方式に懐疑をおぼえ、それをまさぐってやろうと、立て続けに観る。 が、配信というカタチに不慣れと…

としあけて

今年のお正月は去年がユッタリだったから随分にショートな感があって、損したような気がしないでもない。 余韻は皆無、三箇日済んだら即に仕事だ〜、みたいで嬉しくない。せめて、7日間くらいは… ボクは正月な気分でいたい方なのだ。 お正月を海外で過ごし…

ゆくとしくるとし

年末……。 お正月用のDVDも、既に買い込んでいる。 正月は外へ出ず、ダラダラしちゃうのを好む方。 やれ初詣とか、それ初売りとか… 外に出る気がさらさら生じない、いわば福は内ライク。 早朝から日本酒(むろん熱燗トックリね)呑んで、おせちを摘まみ、眠く…

雨月物語

ここ最近いささか夢中な日本の古典。 やたら、面白い。 その流れ、DVDで『雨月物語』をば、観る。 62年前の作品。 監督は溝口健二。 1953年度ヴェネチア国際映画祭でサン・マルコ銀獅子賞受賞ほかアレやコレやらと賞をとって、いわば日本を代表する映画の1本…

テッド

映画はぜったいに期待して観るもんじゃ〜ない。 といって、期待しない以上、映画に接することが出来ない。 けども、時に、ふいに、誰も見上げていないであろう夜空で、1つ、流星が落ちるのをタマタマ目撃してしまったというような偶然で、1本の映画を紹介…

映画の後の映画 ~LIFE!~

とてもコッテリしたステーキをたいらげた翌日には、なんだかお茶漬けが欲しいような、映画『日本のいちばん長い日』観賞後では、まさにそんなヘビーとライトがクロスする感じになってしまった。 自室で、 「さて、何ぞ映像をば…」 と思ってはみても、容易に…

雨の午後に『日本のいちばん長い日』

某日の午後、暑熱のさかり、遅刻しそうなので懸命に自転車駆けさせ、次いで、県立図書館の2階会議室めがけ階段を駆けあがったもんだから… その夜にはもう筋肉痛。 思えばこの夏、あまりに暑いもんだから自転車に乗ることを止しちゃって、運動らしきを身体に…

ふたたび『点と線』

ずっと… 買おうか、買うまいか… 悩んでいるDVDがある。 悩むというのは大袈裟だけど、amazonのサイトを覗いたりすると、フッと思い出す。 ビートたけしと高橋克典が主演のTV映画『松本清張 点と線』のDVD。 なんせコレ、6000円近くもするし… TV放映時の録画…

宇宙船とてTPO 〜スターウォーズ〜

『スターウォーズ』シリーズは、後年の3部作はDVDすら持っていないけど、最初の3部作を今の感覚で番付すると、 1位 『帝國の逆襲』 2位 『新たなる希望』 3位 『ジェダイの帰還』 ということになるかな。さらに点数で申せば、86点、74点、49点… というよう…

アジサイの季節 〜徒然に〜

ジャム 今年もまたユスラウメのジャムを造った。 昨年は横着をして前年のラベルを貼りつけたのじゃあったけど、今年は新規にラベル更新。 するとなんだか、パンにのっけて食べてしまうのがちょっと惜しくなるような、そんな… "ボクちゃんが作ってさ〜"な、所…

47RONIN

山田風太郎の奇想天外は史実宇宙をかき混ぜ混沌にし、そこからもう1度の再構築でもってダイヤの小片とただの小石を洗い直すみたいな所がなくはなかったけど、この一見ハチャでメチャな赤穂浪士もたぶんにそんな空気を吸ってはく。 ダイヤは云わずと真田広之…

たそがれ清兵衛とラストサムライと47RONIN

やたら、"見たいモード"に入って久しぶりに『たそがれ清兵衛』を観たら、半分めあたりでDVDがエラーを起こす。クリーニングしても、やはり途中で画面が飛ぶか止まるかで、読み込みできません… となる。 観賞断念が口惜しい。 それでまた1枚、7〜8年ぶりに…

サンシャイン2057

桜の開花と同時に今年は雨となって、なのでネコもシャクシも川沿い(岡山・後楽園そばの)で焼肉しちゃってメガネが油分で曇るがや… 桜の樹皮もきっと苦痛に思ってるぜ… という迷惑行為が少なかったのは有り難いけど、桜がほぼ散った今も梅雨みたいにまだ降…

スキャナー・ダークリー

『スキャナー・ダークリー』という映画は踏み絵のような作品で、なんだか、いきなり試される。 ボクはダメだった。 巻頭5分ほどで観るのを断念し、 「何じゃ、こりゃ〜」 憤慨に近いガックリをおぼえたもんだった。フィリップ・K・ディック原作。 主演はキア…

華麗なる激情

大勢の客で賑わう中、クレームを頂戴した居酒屋の主は1杯自ら啜るや、熟成未達なワインが入った巨大な樽を、 「酢っぱい葡萄酒は捨てろ」 と叩き壊す。床に駄目なワインをぶちまける。 その姿勢と言葉がクレームを発した画家本人に衝撃をあたえる。教皇の命…

グレート・ディベーダー

立て続けに2本。映画をDVDで。 ロン・ハワード監督の『フロスト×ニクソン』 デンゼル・ワシントンが監督兼出演の『グレート・ディベーダー』 どちらも、実話を基にしたディベート、単純にいえば討論の話。『グレート・ディベーダー』はその競技の話。 …なのだ…

MIB3 〜コルビークレーン〜

映画『メン・イン・ブラック 3』(以下MIB3と記すね)はウィル・スミス扮する"エージェント・J"が1969年7月にタイムトリップして若き"エージェント・K"に出会うという話で、娯楽作として、マ〜、面白い部類に入るんじゃなかろうかと思ってるけど、このシリーズの…

ノア 約束の地

最初に、この映画はまず、神様はいらっしゃる… ということが前提なのである。 どんなスガタなのかコエかは描かれないけども、ノアを含め1部の人間には次々に奇蹟でもってその存在を知らしめる。 よってこの神話中、ノア(ラッセル・クロウ)はその奇蹟がゆ…

かつてみた怖い映画たち 〜ポルターガイスト/エイリアン〜

いまさらな感なきにしにあらずながら、70〜80年代の、当時誰もが観てコレは傑作と頷いた映画を、続けて観た。 翻ってみるに、それらに接してからボクはもう30年くらい、チャンと再見していないのだった。 タイトルを口にするのもアホらしいくらいに今や名作…

バットマンとジルセント・ジョン

きっと何だってそ〜だとは思うけど、最初に"観た"印象というのがたぶん1番に尾を曳くもんだね。 たとえば『バットマン』をボクは60年代にテレビで観て、それゆえ今も、自分にとってのバットマンというのは、アダム・ウエスト演じるそのテレビ・シリーズが原…

「輝ける番町線」と「3時10分、決断のとき」

今日3月21日から5月の11日まで、岡山シティミュージアム常設展{岡山の歴史と文化}-「輝ける番町線」の展示公開。 10数枚のパネルと10を越える路面電車のペーパーモデルでもって、かつてあった番町線というラインの事をお伝えしようという企画展。 岡山駅…

宇宙人ポール

ノンノンズイズイ♪、とうま〜く行かないのが世の常だね。 昨日の日曜は某BARの2Fでミニミニなライブがあって、午後からステージ設定などなどなヘルプに出向くコトになってたんだけど、ちょいとあって、出向けなくなっちまった。 これは口惜しい。 動くに動…

鑑定士と顔のない依頼人

この8月に新たな命を授かる予定の我が愛するカップルを含めた数人で、映画館のシートを暖める。 じつに野暮な邦題なのじゃあるけれど、映画として上物。シネマクレールにこれだけお客が入っているのをボクは… みたことがない。 ただし、若い人には本作はい…

『ハンナ・アーレント』

誘われてシネマクレール。 映画「ハンナ・アーレント」を観る。 哲学者ハンナ・アーレントがアイヒマンの裁判を傍聴後にニューヨーカーに連載した裁判レポートをめぐる波紋。 時期は60年代初頭。盛大に吸われる煙草。 最初から最後までハンナも吸い続ける。 …

恋するリベラーチェ

かどっこのピザパティオで食事したのは何年ぶりだろ? 始終その前を歩いちゃいるけど、ひょっとして10年を越えたお久しぶりだったかもしれない。 リゾットとパスタとピザをオーダーして3人で分け合う。 前菜としてオーダーのポタージュ・スープがお変わりし…

お正月に観てもイイ『東京原発』

2002年に公開された役所広司主演の映画『東京原発』は、広く知られていないんだけど、今観ても極めて鮮烈。 9年後の、2011年3月11日の東電福島第1原発の惨状が、黒いジョークとして描かれているようなもんで… いや、むろんに今も継続中のヒッチャカメッチ…

腕時計 ~デジボーグ~

きっと多くの人がそうなんだろうけど、気がつくと、まるで本棚やら床の隅のホコリの玉みたいに、腕時計が複数たまってしまってる… というアンバイなのじゃないでしょうかね? すでにネジも巻かれず、電池も替えずで、コチリとも動かないけど、かつていつか、…

判らない酒の名前が判っちゃった

このブログを読んでくれているらしい東京の鎌田さんという方からメールを頂戴した。 にゃ〜〜〜んと、前回の記事で、ボクが不明だと言ってたお酒を見つけてくれたのだ。 鎌田さんのお父さんがお酒をコレクションしていたらしく、その中の1本が、ボクが紹介…

北極の基地潜航大作戦 〜判らない酒の銘柄〜

60年代に、007シリーズでおなじみのイアン・フレミングと双璧な作家としてアリステア・マクリーン(代表作は『ナバロンの要塞』)がいたけど、この人の原作たる映画『Ice Station Zebra』が良い。 邦題はとてもダサイ。 『北極の基地 潜航大作戦』 なんでこ…